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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

帰国

2012年07月07日

昨日は、中国のシャトル織機の動く工場を見学しました。100台以上の同じタイプのシャトル織機が全力で動いている感じです。織っているものもすべてが同じタイプのストライプの柄の綿の平の織物で、横は1色のものです。工場の社長に聞くと、糸がほとんど切れない綿の織物ですので、1台が一日40m織れるということです。回転数も、弊社の2倍くらいはあるかと思います。林与と同じようなヒガエのあるタイプの織機があるのかと探しましたがどれもがヒガエのないタイプの織機でシンプルです。

横糸がなくなるまでほとんどとまることがないので、働いている人も余裕があって暇そうです。分業が進んでいて自分はこれをする人と決まっているようで、古い工場ながらも仕事の流れは日本の大きな工場を連想させるシステムです。

日本国内でも、綿の世界でのヒガエのないシャトル織機はデニムや高密度織物に使われるなど、麻織の世界とはまったく違う世界。中国の工場も徹底的に生産性を追及するので、無地に近いものづくりがほとんどなのだろうなあと思います。聞くところによると、この工場もレピア織機の導入を始めていて、この100台以上稼動しているシャトル織機も数年のうちにはレピア織機に変わっていく計画だそうです。

夜は上海浦東国際空港近くのホテルに泊まって快適に帰国の予定で空港に無事チェックイン、あまり時間がないのでなるべく早く帰国できる朝の早い便にしたところ空港のゲートに着いたらチェックインカウンターも長蛇の列。何とかぎりぎりに搭乗時刻に搭乗口に着いたと思いきや、強烈なディスターバンス。中国東方航空の対応も悪く搭乗口が喧騒な感じ。

飛行機もどちらかといえば、自然の影響を大きく受けるものなので、1日遅れることもあるし、気長に待つしかないと思う。飛行機なんてバスに羽が生えたようなものが飛んでいると考えれば、あまり、せって乗る必要もない。締め付けて縮むほうばかりに行ってしまう、最初からやることすらもが無理であきらめないといけないことも多いもので、多様性のためには、いろいろなレベルのサービスが存在してもよいのかと思う。

日本に帰ってきてからも関西方面では大雨が続いていたようで、線路の土砂が漏れ出して、はるかが運休になっていました。別ルートで帰ることになりまして、結局家に帰ったのは午後7時半です。スケジュールで管理される世界というものは、狂い始めると建て直しが難しいものだなあとつくづく思います。


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