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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

工業技術センター

2013年04月15日

今日は午後から長浜にある東北部工業技術センターに行き、試料の分析を行ってもらいました。生地がコットンなのかリネンなのかという分析です。顕微鏡で見るとコットンの場合にはリボンがひねれたような形状をしていてリネンは糸が丸くストレートです。

普通では糸の一つの織目すらも数えるのは大変ですが、顕微鏡を使うと、10000倍くらいに拡大されているでしょうか、糸を構成する繊維の一本一本ひねれた状態までもモニターに綺麗に映し出されます。

顕微鏡というのは大きく見えても万能ではないというのは、光の屈折を利用して拡大しているので、焦点距離というのがあるために、ひねれている一本の糸でも同じ距離にないとくっきりと見える部分とくっきりと見えない部分があります。

コットンもリネンもセルローズ繊維と呼ばれ、原料は同じで外観が異なるみたいなものですが、見た目の光沢観や風合いなんかも変わってきます。コットンがマットな感じに見えるのは、一本の繊維が扁平気味で、屈折しているから、光がコットンの繊維には均一にあたりにくいということになろうかと思います。


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