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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

2014年04月16日

今日は生地の納品で午前中京都。京都には早く着きすぎて、途中三条の事務所に立ち寄る。この春にでも立ち上げたいなあと思うけれども、忙しい状況が続いているので、落ち着くのは5月中ごろじゃないのかと思うけれども、5月の21、22日は国際フォーラムでのプレミアムテキスタイルジャパン。

毎年、準備する準備するといいながら、留守にする間の仕事の段取りをするのが精一杯で、今まで、展示会の準備は前日の夜からというのがほとんど。今回はしっかりと準備したい。6月4日から9日の阪急うめだ本店でのテキスタイルマルシェの出展も決まって、今回は前回以上に麻のシーズンに突入なので、こちらも入念な準備で向かいたい。

工場の中では、大きな柄の経つなぎで柄がずれてしまってそれを直す作業が、続いている。織ることよりも準備作業のほうが何倍も時間が掛かることが多い。今回、私がタイイングマシンで、120本ごとにチェックポイントの印を付けて大きく間違わないようにしたものの、120本のすべてが2本ずれてしまっているとかがあって、直す作業だけで数日掛かっている。

着見本のときにも整経から経てつなぎ織り出しまで、1週間以上掛かった。少し変わったものを作ろうとすると、正しく作業が終わることのほうが稀で、通常は予定の3倍ほど時間が掛かってしまう。ドビーの組織が甘いところがあるので、カードもその部分密度を上げるように作り直して織る。もし、これを見落とすと、作り上げても検査で想定外の悪い数値が出てすべてが水の泡。働いて大きなお金を失うことになる。

織物の仕事は一つ一つの作業が延々と続く単純作業で、どこかでボタンの賭け違いをするとすべてやり直しという部分のが、現場の人にとってはなかなか乗り越えられない壁。一度注文を受けると出来ないと出来るまでなんどもやり直す、普通のものではなくちょっと難しいものをやっていると、自分自身がその罠に嵌って抜け出せないこともある。

何千本ものものをすべて正しく準備するのは、何十年の職人さんたちでも耐えられないという人が多く、まあ、気のあるものが出来る限り気を持ってするから最後布として出来上がる。仕事ながらもビジネスライクな世界とはまったく別の覚悟を決めた世界。


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