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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

テキスタイルマルシェ2日目

2014年09月18日

テキスタイルマルシェの会場で、オーガニックコットンを栽培されている方の話で、月に一回集まるくらいでは綿の収穫も難しいので、使うことはないけども枯葉剤を使いたい気持ちになるといわれるのを聞いて、環境にやさしいということと人に優しいということとは相反する部分があるのを実感する。

麻織物なんかも、太い番手だとそれほど人の力を必要としないが、切れやすい細番手は人が仕事をするときに、綿の織物の何倍もの手間が掛かる。人に優しくない織物なのかもしれないが、糸の扱いにくさなんかからも自然というものを実感できる。

オーガニックなことをやろうとしている人のオーガニックなコンセプトよりも、自分自身が働こうとされているところに共感を覚える。仕事すると利益があがるどころかお金を使ってしまう。自分が仕事しないで他の人に仕事をしてもらって上前を撥ねるというのが多い中、繊維を作るために糸から作ろうというのは覚悟がいること。

なんでも楽しもうみたいなムードメーカーがたくさんいるのがうらやましいところ、また、若いときに自分のやろうと思うことを実行できるというのもうらやましいところ、他の人が準備したことをするでなく、自分自身が計画を立てて自分のリスクで実際に実行することが大事。


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