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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

年の瀬

2014年12月19日

すでに年の瀬を感じるのは、仕事に追われていてどうしようもない状態。一つの問題を解決するために何十分か使って、次の問題、そして次の問題。電話が鳴ると新たな案件が、でも、今日も一つ仕事の案件で自社以外の製造工程での数値的な問題でクリアできるか心配していた案件が早速に解決してもらえて、全体がどうなるか心配していた問題だけに悩みが解けた。

仕事を頼んで頼んだ先が仕事でベストを尽くしてくれる状態でないと、問題解決がこちらに回ってくる。たとえば、染のサンプルをつくってもらって注文が入って、本生産で連絡が取れなくなったところがあってそれを自分で解決したことがあって、仕事に対する責任感というものがないと、逃げてしまわれるということはよくある。サンプルはつくれても本生産が作れないものなど提案してしまうと自分自身で地獄にはまる。

ものづくりの仕事は紙一重の世界。売れないとすべてが費やしただけに終わる。生地の開発などでも問題を解決できなければ、やればやっただけ損が募ることになる。その紙一重のところが、技術のあるなしで明暗が分かれるようなところ。一つの壁をクリアするために、一から材料を投入して物を作ってテストする。見た目や風合いだけでよいのかというと、物性の問題をクリアできないと成り立たない。


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