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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

お客様

2015年04月12日

夜中1時半に会社に戻って、今日は午後からお客様なので、寝ておかないとと思いつつも、上海ではメールを送ることができない状態だったので、メールの返答を明け方までして、朝から助成金の提出のための資料作成。

ご依頼をいただいていた作家さん向けの布の織り出しを送らないといけないと、上海の展示会に行く前から思っていて展示会から帰って、上海にまたいっても、まだ、織り出しが完了できていない状況で、3時間ほど掛けて織り出しを行って、発送の荷造り。

正午過ぎにお客様を駅にお迎えに行こうとすると、電話が掛かってきて、来客があって、急いでいるときには別の用事が増えるいつものパターン。5分遅れくらいで、収拾がついて駅で東京からのお二人のお客様と合流し、食事のあと会社で近江湖東織物の歴史や近況など、ちょうど、お客様がバルク注文下さっているストール生地を織っているタイミングだったので、その織機を中心に眺めて、シャトル織機の解説など。

あっという間に時間は過ぎて、一人のお客様を新幹線の駅にお送りのあと、もう一方とお食事しながら、半年振りくらいにじっくりとお話しするので、今後一年くらいの林与のビジョンなどをお話しする。林与のつくる布を大事に思って下さるお客様がいてくださるということは本当にありがたいことで、一つ一つの仕事大事にしているのだけども、やりはじめるとどうしても自分でも納得できるような布をつくりたいと時間を使ってしまうので遅れていることが多い。

今の日本で織物の作業をこなせる人ってもう本当に少ないと思うのだ。私は織物の作業というのは時間さえあればそれほど難しくない何でもない仕事だと思うのだが、普通の人にとっては、30分が集中力がもたないことがほとんどで、集中して生産性が上がるモードになる前に、休憩というパターン。ほかのことに興味が一杯の人にはこの仕事は難しいだろうなあと思う。


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