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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

熱血のラーメン屋さん

2010年02月08日

近くに、非常に気合が売りのラーメン屋さんが国道沿いにあります。いつも朝11時くらいに朝礼を外でやり、大きな声で、「おはようございます」「いらっしゃいませ」とか掛け声をかけながらやっています。たまに社員と食べに行くとお釣りを渡してくれるときにも、若いお兄さんが、私の手を包み込むように握りながらお金を渡してくれるのです。なんか、熱いお店だなあ、と思いながらも、社員教育には感心しました。

同じ経験を宅配便の受付で経験したことがあります。荷物を出したあと、お金を払ってお釣りをもらうとき、いつも私の手をしっかりと握りながらお金を渡してくれるのです。こちらは女性の方でしたが、誰が教育したのでしょうかわかりませんが、もしかすると、その前に情熱のラーメン屋さんで働いた経験をもっておられる方なのかと今ふと思います。

不思議なことに、そういう人というのは仕事の一つ一つに丁寧さがあり、しっかりと仕事ができます。手を握るにしても、普通ではないということを認識しての緊張感を持ちながら仕事として行っているに過ぎないとは思うのですが、仕事を緊張してやれる人が今の時代少ないので、非常に大事なことなのかなあと感じます。

同じようなことを、出入りの運送屋さんも行っていたのを見ます。夜に荷物を取りに来たときにでも、荷物を載せた後、集荷の伝票を事務所前に置いてから、3歩ほど車のほうに戻ってからわざわざ事務所のほうに振り向いて、誰もいない事務所向かって、深々と一礼をしておられるのです。たまたま、見かけたのですが、誰も見ていないところで礼を尽くされている姿勢には感心するものがあります。荷物を遅くに運送屋の集配センターに持っていっても、歌を歌うかのように「エーイ、エーイ」と掛け声をみんなで掛けながら作業をしておられるのも、他人がみれば体育会系の乗りで異様な雰囲気ではありますが、それができる姿勢を保っておられるから、仕事に対する自覚というものが生まれてくるのではないかと思います。


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