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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

久しからず

2015年07月19日

国道沿いにある、お客さんが来られると時々つかっていた個人経営の和風のご飯屋が廃業された。昼時に行くといつも5人くらいはお客さんがあったのに、調理場には3人が立たれて、難しいだろうなあという印象はあったが、本当に残念。

情緒のあるご飯屋さんみたいなところは希少な存在。フランチャイズが個人経営のお店との競争に勝ってたくさん残っているけども、フランチャイズですらもが経営が成り立っているのだろうかと思える。外食フランチャイズビジネス競争が競争がこんな田舎まで及んで。

マクドナルドなんかは、ほかのお店のお客さんを獲得するために100円マックや休憩所的な戦略をとったが、自分自身の収益が悪化して自分の謳ったことを撤回。入り浸れるような戦略から、入り浸ってもらっては困る作戦へ。あれほど大々的にPRしていた100円マックが、メニューで見つけるのが難しいほどの100円マック探しゲーム。見つけないでくださいねという気持ちがメニューから伝わってくる。

そのときにはすばらしい戦略にみえることが長期的にみれば大きな失敗であることがある。短期的なその場しのぎを求めると、将来の負担になるが、その時々の担当が将来のことを考えてまで物事を判断できるかというと、それは難しい話であることが多い。

織物の仕事でも昔はよい時代があって、たくさんものが流れて簡単に儲かる仕事を経験してしまうと逆戻りができないということを感じてしまう。ファッションというのはブランドというものがついて回るが、ブランドに依存してしまうと本質がわからなくなってしまい、自分でやっていくという部分を忘れてしまっているのではないかと感じる。


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