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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

一流のパクリ屋さん

2015年07月26日

ある商談会で、世界的に有名なイタリアのトップの生地メーカーの話が上がって、あのメーカーはスワッチを取るだけとって買わないでしょうということが、うわさとして広まっている。私の会社も海外出展するたびにブースにお越し下さるが、素性がしれいているだけに取り合わないことにしている。

このことは今のイタリアの素材開発のお粗末さを表しているのだろうと思えるが、世界の一流の素材メーカーが、一流のパクリ屋さんというのも、規模は違えど同業者として情けない話なのだが、大手の素材メーカーの方というのはパクルしかないということを割り切っておられるのも感じる別の方の話もあったり。

いろいろな百貨店さんがファクトリーブランドに注目をされはじめているのもうなづける話で、世界中でも素材を自分でつくれる人って本当に少ないものだ。大手メーカーほど商社化してしまって独自素材の開発が難しかったりする。商品開発というと、パクッたスワッチを工場に持ち込んで似たようなものを作るという手順。商売上手の一流メーカーらしいものづくりといえばモノづくりだが、素材ブランドそのものが一流のバッタっぽいものづくりというのは厳しい。


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