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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

若手ブランド、若手デザイナー

2015年10月21日

百貨店でのパークワンでのテキスタイル即売と一緒にいつも若手ブランドさんがSOUQエリアで販売をされている。若くしてブランドを立ち上げられても流通量が多くなければ洋服というのは大変だろうなあと思う。

一つサンプルを展示して、注文が入れば一つそのお客様向けに作る。これで成り立つためにはそこにかかる手間を吸収できるほどのハングリー精神がなければ難しいだろう。いろいろなサイズの在庫を作り貯めて販売するほうが何倍も簡単だろうが、そこにたどり着くまでには積み重ねが必要だろうし、また、一回の予測の失敗で売り上げの何倍もの在庫を抱えることになる。

別会場の9Fでは北海道物産展。食べ物のプロの人は商売上手だなあと思える。食べ物はその場で数分でつくれていいよなあと思えるのだ。昔、彦根のイベントで出店のお手伝いもしたが、素人でもそこそこ貢献できるというあたりが食べ物というのはイベント商売には向く。

デザインというのは観るだけでも十分なのだ。たとえば、ファッションショーも自分が着れば別の世界だろうが、美しいモデルが服を着て歩いているのを観るというのがステイタスな世界だったりもする。デザイナーというのは案外おっさん、おばさんでも問題ない。見た目がよいに越したことはないが、インパクトというのが大事で普通じゃだめなのだ。ファッションはウィンドウショッピングで楽しむことができるのだ。食べ物は食べて満足してなんぼの世界。

今、ファッションが食べ物と融合を求めるのも、食べ物には人が引き寄せられる要素があるから、脇役であってもファッションアイテムの売り場に食べ物の必要性が出てくる。スイーツを征するものはファッションも征するあたりだろうか、ビジネススタイルというものは移り変わるものだと思うが、繊維業界も酒が潤滑油だった時代が懐かしい。


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