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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

プレミアムテキスタイルジャパン最終日

2016年05月25日

今朝、ファックスを送ろうとして、ホテルではできないといわれて、コンビニに、すると、データ形式がPDFしかプリントアウトできずだめで、ワード文書ではコンビニでプリントアウトが無理。朝一番から難問、どうやってファックスを送るか。なぜか、セブンイレブンがすくなく、ファミリーマートばかり。

東京国際フォーラムには、9時50分くらいについたけど、ブースに行くこともできず、国際フォーラムのファミリーマートで11時くらいまで、会社にファックスを送るために試行錯誤。アンドロイドのアプリをダウンロードして、コピー機とのワイファイ接続がうまくいかなく、ファックス一枚会社に送るのに1時間半の無駄はきつい。ファックス自体が今時ではないのを感じるけども、ファックスでないと長い説明が難しいのも家族経営的なところ。

こういうのは、地場産業的な要素でもある。新しいことには対応が難しく、できないの一言で、できる側が時間も使っていろいろと対応を準備。産業というのは中の人の高齢化にともない衰退していき、それを成り立たせるために補完する時間と力も費やす必要がある、若い世代というのは私自身が十分に年を取り始めているだけにこれからの地場産業に対して心配するところで、できる人に重荷がかぶされり、責任感や能力のある人ほど追い込まれてしまう。

外からみれば、展示会に遅刻で駄目駄目な会社。ほかの会社ではそんなことは起こりえもしない。しかしながらも、プレミアムテキスタイルジャパンの最初のお客様も、一番よいお話だろうと思われるお客様で始まって、一番最後のお客様も国内でも一番よいお客様で応援もして下さっている暖かい方が、林与が対応不足なのに覚えて下さっていて、一緒にやっていきましょうと声を掛けにきて下さる。初めてジャパンクリエーションに出たときには、どこか小さな生地屋さんでも弊社の生地を扱って下さるところが見つかればと思っての出展だったが、毎回それの何倍もの出会いをいただきキャパオーバーである。

林与が恵まれていると思うのはそういうところ、ふつうない、チャンスをみなさん与えて下さり、そういう期待に応えるべくサンプルや量産を遂行していくだけのことなのだろう。けど、普通に思える仕事でも、一ヶ月普通の人の何倍の努力をしても解決にならなく追い込まれるだけのこともあり、それが連鎖的に自分の仕事の計画を狂わせてしまうこともある。けど、林与だけでなく、どこの機屋が受けても同じ窮地に立たされることなのだろうから、自分自身が解決を見つけられたら最高だろう。

展示会終了間際に記念撮影、お隣のパノコさんが手伝って下さる。撮影しようとしても携帯の電池がなくなり、携帯を起動すらできない。またもやピンチ。三保さんの携帯で撮ってもらう。もつべきものは友ということだろうが、おっさんを助けないとならない友のほうは大変だろう。今回は林与の布看板を忘れて、撮影されたブースの展示の写真をみても殺風景な現代アートのよう。会場内でも一番シンプルな展示だったろう。お立ち寄り下さったみなさん本当にありがとうございました。帰りの新幹線の乗り場で、この前のミラノウニカで一緒させていただいた古橋さんのお二人とお話、浜松も米原と一緒で新幹線がひかりしか止まらない。しかも1本逃すと1時間あと。境遇的に、お仲間なのである。

今回の展示会では女性の作家さんたちともお話しすることが多かった。女性の作家さんたちも一人で自分の世界を作り上げてられる皆さんが多く、強い人たちなのだろうなあと思える。おっさんがよわっちいことをいってたら駄目だろうが、布の世界では女性が輝いて華やかなイメージを展開してもらうほうが自然だろうと思える。ものづくりの側面から考えても、糸とか布というものは女性に馴染む気がするところがある。私自身は結構根気があるけども一般的に男というものは面倒がりなので細かな作業には向かない。


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