for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

織機

2010年03月03日

今日は、朝一番の品川6時発ののぞみ99号に乗り名古屋でひかりに乗り換え米原まで戻って着ました。非常にスムーズに帰ってくることが出来ました。のぞみに乗っていて新幹線が全力疾走している感じが伝わってきました。新幹線も、朝からがんばっているなあと。

でも、新幹線というのが本当に世界最高レベルのサービスを提供しているのかというと、そうではありません。中国などで汽車と呼ばれるクラスが普通に新幹線並みのサービスを提供していたり、アメリカでは鉄道は発達していないものの飛行機が長距離バスのように、まさにエアバスとして運行しています。

帰ってから、午後のミーティングの書類を用意して、昼過ぎに彦根の縫製工場のほうで縫製サンプルの打ち合わせをいたしました。帰ってから、そのサンプルを製作してOKがでましたので、実際に本生産に移りました。

夜には、縦糸のテンション調整の問題で織りにくいので、シャトル織機のほうをじっくりと調整しました。昔の織機というのは、今見てもしっかりと作ってあり、長く使うことが前提であるものです。昔の織機を使う人がいなくなって、処分される織機が多くなってきています。今作られる織機のほとんどが、生産性を重視したものが多く、リネンや麻を織るのには適していません。リネンの世界で、最高峰と呼ばれるクラスを安定して作り続けるためには、糸もさることながら、織機と織の技術をどう残していくかに掛かっていると思います。ほかにも染の技術や加工の技術もトータルとして完成度の高いものを作り上げるためには重要な要素です。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内