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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

変わらないといけないが、変われないもので

2016年07月21日

仕事をやっていると、やれることが増えていく人が多いと会社全体も進化していけるのだろうけど、繊維関連の会社では個々のできることが固定されたままで全体としては生産量が減る流れの中で衰退の流れからは逃れられない。人というものはなかなか変われないものなので、できる人というのは最初からできることが多いし、できない人というのはいつまでもできないものであるというのが多いのが普通だろう。


昨日は人材派遣関連の方が午後から来られて県がやられている企業への人材支援の案件の説明を受けた。飲み込みが早い、遅いというのが長い目でみても、プラスとマイナスに分かれる。飲み込みの遅い人というのは飲み込む努力をして実際の仕事をこなすことをすればそれはそれで仕事となりよいと思うが、それができないのが飲み込みが遅い人の体質的な弱点だろう。わからないことがわからないまま続いたりするが、どんな作業でも一日もかからないうちに覚えられる作業がほとんど。それを覚えないでわからないとかできないとかいい続ける。

職人とてもひとつの作業ができると勘違いも多いのだが、実際にその知識や技術が生かせるかどうかは別の部分。仕事をもったいぶってのタイプの職人ほど簡単な仕事も難しい。そういうことは企業単位でもみられて、仕事をもったいぶっている会社というのはいつのまにか仕事をしていない会社になるので、仕事をしていない会社を食べさせていくのは大変なこと。規模を大きくいえば、国もそう。仕事しない国になったときに、その全体を食べさせていくのは至難の技。先進国がなぜ、技術のないとされる途上国に追い抜かれていくのかという単純な問題につきる。


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