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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インターテキスタイル上海2日目

2017年03月16日

今日は、二日目。朝ごはんは、昨日と同じホテル近くのローカルな市場の中。市場も少し見学する。惣菜、肉、野菜、魚、お茶、乾物など、いろんな食材を売る市場があって、その市場の住人たちは市場の上の建物に住んでいるようである。私の京都のおばちゃんが、京都の南区の昔ながらの市場の中でお店をしていたが、京都の市場というのはお客さんも少なく運命共同体でなかなか成り立ちにくいということだが、中国の同じような古い昔ながらの市場が、まだ、それなりに活気があるのは国の違いを感じる。

こういう古い市場も10年前にはもっと活気があっただろう、近くにスーパーなどができるとお客さんが少なくなるのは仕方ないだろう。周りが新しくなると古いものが淘汰されてしまう。でも、中国に来て魅力に思うのはこういうローカルな世界が残っていることで、それが中国にいって日本と変わらない状態だったら楽しみがないだろう。私自身はそういうのを味わうのが楽しみの一つである。

ラーメンも野菜がちょっとのって日本のラーメンの2倍くらいの麺の量で、6.5元(約100円)とか。味は、日本人はおいしいとは言えないかもしれないが、テーブルも満席で現地の人には人気の店、そういう環境が残っていることが、東京をしのぐほどに上海の高層ビルが立ち並んだりする中国の原動力だと思える。連なる10平米にも満たない物が溢れたお店の中に一日というのではなく、一生の職場として、来るお客さんを待ち対応する仕事。改善の方法もなく、周囲に脅威が迫らないことだけが商売を続けてゆくすべだろう。

今日は、揚げパンの店で食べた、一つが、1.5元(25円)ほどの揚げパンを3つも食べればお腹いっぱいすぎるほど。コメで作った揚げパンもあって、そこそこ固いんだが、年取ったおじいさんたちでもそういうものにかぶりついているのは強さを感じるほどである。今日は、私が展示会に中国に来ているということで、北京のお客さんが私に会いに来てくださった。また、アメリカ人のインターナショナルなスポーツブランドのパーチェスマネージャーの方がこられて、仕事で扱われているものはまったく別だということだが、アジアの布に興味があっていろいろと見ておられる中で、近江上布のアーカイブをご覧になられてすごく喜んでくださった。

夜は、通訳の方が最終日に帰る新幹線の乗車券の手配のため、ホテルに戻る前に、ホンチャオの鉄道の駅に立ち寄る。中国の場合には、席に全員が座ることが前提で、新幹線の自由席に立って乗るということが出来ない。日本以上にサービスがしっかりしているけども、予約がとれなければ新幹線に乗れないというマイナス面もある。


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