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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

マスク素材

2020年04月11日

今、洗える布マスクに対する需要が多く林与にも素材に関するお話をいただくことが多い。ここ数日も、知り合いの縫製業者さんが布マスクの素材でいろんな素材があるけども、林与の手持ちの素材で作れないかと動いてくださっている。別の知り合いの方も今日来られて麻のマスクの生産に動かれている。産地で織られた麻を使ったリネンはカビなどが生えにくく衛生的なので、清潔感あふれるマスクなんかがあっても良いと思う。

今日は、世話になっている知り合いの方の奥さんが自分でマスクを作られているので生地を買っていただいた。作られて良い感じということで、いろんな親戚の方に配られるのだという。個人でマスクが作れるという発想は今までの日本にはあまりなかったけども、マスク不足が、ハンドメイドのマスクというゾーンを生み出した。マスクもつくることは、苦痛ではなくて楽しく、実用的という一石何鳥かの要素。マスクゴムも林与の生産用に手持ちで持っているので、少しおまけにお付けさせていただいた。

飛沫感染が広がることを防ぐためには、別に高い布を使う必要もないし、咳をするときにハンカチなどを口に当てるだけでも相当効果はある。ましてやマスクをしていると、それがいかなるマスクであろうとしていないよりは普通効果があるのである。マスクも消毒するためには、洗面器などにポットの100度近いお湯につけて冷めるまで待つだけでよいだろう。新型コロナは80度以上で死滅するとされている。そして冷めたお湯からマスクを取り出して天日で干せばよいのである。最後に蒸気アイロンなどを当ててあげると麻のマスクでもいい感じに仕上がる。

単なる実用性というだけでなく、自分の知人が作ってくれたマスクなら余計に大事にしたい気持ちにもなるだろう。別に高い生地を使う必要もなく、街中の生地屋さんの手ごろな生地で良いと思う。今、日本だけでなく世界的に、布マスクの需要があるけども、他の人と競って仕事を取るとかじゃなく、独り占めするとかじゃなく、いろんな人がいろんなスタイルで必要なマスクが行き渡るようになればよいと思う。

咳をするだけが、飛沫の発生源かというと、会話しているだけでも、周りの気温が低いと口からは湯気が出ていて空気中には放たれていて、マスクしているだけで、大きく感染するリスクも、周りの人を感染させるリスクも減るのである。そういう基本を否定する専門家もいたりするが、オールオアナッシングで考えてはならず、できる努力をすることが大事だということすら放棄させて、感染を防ぐ方法を論じても、それこそ無意味な話なのである。



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