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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

同じ穴

2020年04月29日

政府が今、パチンコ業界に営業自粛要請を出しているのだが、なんとなくそれは、コロナの危険性を最初から指摘してきた私としては、政府が1か月前までオリンピックの予定通りの開催以外は口にしてはならないみたいなJOCの風潮と似ている気がしてならない。何が起きるかというあたりを想定しないのかという問題。みんなが緊張をしてマスクをする人が多かったのに、アホそのものなWHOを引用して、マスクはつけるのは有害だという情報まで流してしまったり、蔓延している国ではマスクは必需なのである。WHOのテドロスさんはすべてにおいて日本の政治家みたいな判断しかできず、新型コロナに対しての自分自身の判断というのはゼロな人が新型コロナ対策のトップ。

蔓延している国で、スウェーデンという国があるが、マスクもせずに普通に近い制限のない生活をしている。感染率も実際は非常に高く、大衆免疫ができそうだというくらい、感染率は高いが、なんと死亡率が10%と、武漢を巨大にしたような状態。それが高福祉国家の実態で院内感染も非常に高い、それでも国民が文句をいわないのは、それだけ国が国民を支えている部分があるからだろう。公務員率が非常に高く、社会主義国家らしく公務員比率も高く、官と民の隔たりや対立が日本のようにはないのである。

グレタさんが感染したのもスウェーデンの新型コロナ対策の一つだろう。スウェーデンでは新型コロナに感染して自己回復力にゆだねることが人生観の一つで、病床も少ない。全員が感染するとすれば特に体力のない、また、他の病気を持っている国民の1割が死ぬのを受け入れ、普通に近い生活を送るスウェーデン。原子力発電を推進するのもスウェーデンなのであって、グレタさんが太陽光パネルの競技ボート、5億円?で大西洋を渡って、会議に参加とか。贅沢すぎるエコロジストで、スウェーデンという国の運命も背負っていそうなあたり。みんなが5億円のボートにのって移動する社会というのが本当に環境によいのかというと、飛行機のエコノミーに詰まって移動するほうが環境負荷は少ないだろう。そのボートの制作と維持にどれだけの資源が使われているかを考え、その移動が視線と本人の人力ならすばらしいけども、自己満足のために大量の燃料を使いながら大金をはたいてロケットに乗って月に行くのと同じような贅沢と同じにしか思えない。しかも、太陽光発電でモータを積んでみたいな話は隠されて、競技ボートという話で原子力の偽装と同じのが環境問題を考えるおっさんの一人として本当に残念。プロの演出家の存在があって演技のように思うのは私だけだろうか。日本も原子力推進のためには子供から洗脳していくような同じようなことやってたがあれと同じ類なのだろうか。

自分や家族が太陽光パネルを素のボートに積んでモーター回して命かけて大西洋を渡るなら本物だけど、5億円のフェラーリーに乗っているのと同じで、贅沢すればエコを謳うのなんて簡単だというパラドックスの世界だが、それを自分が負担してやっているのか、他人に甘えてやっているのかの問題。私はトランプもエゴっぽいところが強いので嫌いだが、同じ意味でグレタさん一家の行動はトランプさんと似すぎていて好きじゃない。優雅なCO2削減ほど、スクラップアンドビルトな、資源浪費社会そのもの。口でじゃなく自分が手や体を動かして自分の生活を支えていくのが大事だと思う。

先進国にも高福祉国家にもそういう思想はなく、働くことが悪いことみたいで、ホワイトに見えながら他の人の労働を搾取して生きるブラックそのものな世界をホワイトと呼んでいるだけのことで、途上国にある、自分が体動かして働いて自分の生活を支えてゆくというあたりがないのが、資本主義であろうが、社会主義であろうが、共産主義であろうが、そういう階級社会をつくればそれぞれは思想対立しながらも階級社会という支配される側と支配する側の構造でまったく同じ制度だということ。

アメリカがなぜ原子力をそれほど推進しないのかというとアメリカの自動車社会と連動しているあたりであろう。アメリカは早くに原子力技術を日本に売り逃げた、それで日本が原子力推進をせざる負えない状況になった。一方でアメリカは石油という資源に投資し続け、大手の石油ディベロッパーはアメリカが多い。アラスカにしてもロシアから買ったが、なぜ?というのは原油のため。原油を支配することが一つの国家戦略となっていたところがあって、アメリカは原油を輸入しながらもカリフォルニアの沖で取れた原油は貯蓄して産油国並みの石油資源を確保するというあたり。原油が不要となったり安くなると高いコストで備蓄してきたアメリカという国。

原子力もそうだが、問題が見えないうちはイケイケドンドンがアメリカで問題が見えてきたら外国に売り逃げる。あれほど正しいとやってたモサントがアメリカ国内の裁判で負け始めるともう消えてしまった。これって投資詐欺のようなものでよさそうな話で資本をかき集め破綻する前に親ネズミたちは消えて次の商材でまたみたいなこと。ビットコインでは珍しくアメリカがまともな姿勢をみせていたが、ビットコインの胴元がアメリカなら判断は逆だっただろう。

戦後最長の経済成長が続いたといわれる日本で、今、全国で年収が100万円に満たない世帯が1000万世帯もあるという現実、確実に、戦後最長の経済衰退だったのではないのか。政治も汚くなりすぎて、国民を欺くことが政治家や官僚の仕事になってしまっている。そういうのの道具にならんように気を付けないと、自分は自分で生きてゆく能力をもってみたいなところが大事だろうと思う。同じ穴に入らないように気を付けたい。国連そのものがドロドロとしすぎて力を持つべきではないだろう。委員会にしても、条約締結などにしても、都合よければ参加、都合が悪ければ抜けるだけみたいな集まり。


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