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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

拝金主義

2020年07月09日

ひと昔前の経営者たちというのは成功していた時があっただけに、どうしても成金的なところがあって困ったもんだなあと思える。カネを借りれば儲かった時代の人たちというのは、自分が手や体を動かして働く苦労をしらないからそういうものに一生懸命になる。

それで地道に考えている次の世代を小物みたいに馬鹿にしていた話が多いが、そういうひと世代前の爪痕の片づけを繊維の世界では次の世代が背負って片付けていることが多い。倒産した京都の問屋さんにしても、次の世代は自分の人生すらも親の失敗の片付けで、親の世代が成功していたというよりも大きな問題を残して片付けようともしないまま、変われずに次の世代を馬鹿にしてアカン話。次の世代から見ると、そういう親たちは世間のカモ。真面目に体動かして働ける親だったら良いのになあと思うが、作業を面倒くさがり、自分はそういう身分じゃないと落ちぶれた後でも思っているから直らない。

繊維業界にも仕事するのを面倒くさそうにいう人が本当に多いから、日本で繊維の世界はもう難しいんじゃないかと思う。働くことが悪いことみたいになっては頑張ってる海外の人に抜かれてゆくのは当たり前。繊維の世界なんて面倒な世界そのもので価値が生まれてくる世界なんだから、企画するものも販売するものも、そういう手間暇を売りにしながら、自分がいろんな作業をするのが面倒な人が多いからうまく回らなくなるんだろうと思ったりもする。

私も経営者の側面をもっているけど、拝金趣味とか成金趣味にはならんようにせんと、そんな連中は、日本の繊維業界を駄目にしてしまうだけのこと。自分が仕事するのが面倒になれば、そういう会社にはそういう仕事が面倒な人が溢れる。私もいろんな産地の人と接して、どこも同じような問題に悩まされているように思う。繊維業界全般に仕事するのが面倒な人が溢れたのが日本の繊維業界の衰退の一番の原因だろうと思う。


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