for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

本質

2021年01月10日

本麻100番手みたいな織物は、本質的に高度な織物なのだが、それを作れる人というのが本当に大事で、今の糸という要素も含めると、視力や体力や気力の面で何十年の職人さんでも作るのが難しい織物になってしまっている。若い人にそれを作れる人がいるのかというとできたとしても、なかなかその仕事に満足できる人というのは少ないだろうなあと思う。

そういう織物をつくれることがすごいことなんだけども、なかなかそういうのを評価できる人も少なかったりする。私も若いころに本麻の整経なんかを当たり前にしていたけども、それは本当に高度な整経の世界で、若いころだったからそれが当り前の仕事みたいに毎日こなせていたのかなあと思う。難しいことを成り立たせるのが仕事だと思っていたからたいていのことはこなせていた。

経糸一本の間違いにとやかく文句をいっているような人では整経なんて何百本もの糸を正しく引きそろえることは不可能で、そういうのを経験すると人生観の違いすら感じることが多いものである。織物の世界にしても小さな世界なのだから一生懸命にやればよいだけだと思うけどもなかなかその小さな世界のなかでも、しょうもない人間関係を持ち込んだりすると仕事しないものとするものができて、逆に年配のものほど実際の仕事ができないやらないとかが普通になってしまうので、人間関係があるとしたら年配のものほど偉そうに胡坐かいているんじゃなく、率先して仕事をする手本を見せないとと思う。

昨日は、中古で買ったシャトルの加工。10数本のシャトルの新品を中古の出物で手に入れたが手持ちのシャトルの木管を挿すには、3mm程度受け口を削る必要があって、ミニルーターを買ったのでそれで、受け口を少し削ってちゃんと管が収まるようにした。1時間ほどの作業で、10数本のシャトルを削り終え大満足。

そのほか、昨日は、織物の道具に使うテスト中のアクチュエイターのスピードの計算を誤ったようで、アクチュエイターを分解して別のモーターを直結してさらに速度を何十分の1に落とすテスト。昇降圧回路とスイッチも組み合わせているので、思い通りに動くようになった。アクチュエイターのモーターやギアは外して使わない形だけども、アクチュエイターのスピードを10分の1に落とすためには、これが一つの正解だろう。1秒に10mm程度のカタツムリのスピードで動いていたものが、1分に10ミリ程度の目に見えないほどの遅い動きになってテストは成功。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内