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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

テキスタイル商談会

2010年07月05日

今日は、正午過ぎに出発して3時頃に大阪の帝国ホテルに到着いたしました。初めての商談会に参加ということで、どんな感じなのだろうかと思っておりましたら、通常の展示会よりも、必要なものはすべてが準備されている感じでした。飾り付けを重視するでなく、ものを見てもらうための機会そのものです。

秋冬の展示会ということで、黒系のカラーリングが目立っておりましたが、弊社は、麻を見ていただきたいということで、150点のうち1点以外はすべてリネンや麻、麻複合を並べました。秋冬の提案としては弱かったと思いますが、まだ、来春ものを探しておられるということで、各社とも10点ほどサンプル請求をくださいました。

当初の思いでは、デリバリーや価格など生産が確実なものをということでしたので、複雑な手の込んだものは、なるべく避けたのが少し失敗でした。見ていただくだけでもよいなら林与の味を出したもっと手の込んだものを並べるべきでした。セレクトいただいたのは、やはり、今まだ、市場に無いような類のものがほとんどで、ファンド事業のリネンハンカチプロジェクトのベース素材を、服地用に開発したものも3社からのピックアップがありました。なんとなくオフの無地で薄いだけの素材にしかみえないと思いますが、それを各社ほんの10分ほどの間に4社のうち3社が林与の150点のサンプル請求くださるというのは、私がリネンを見る目と同じ共通な目だと思います。

ジャパンクリエーションやインターテキスタイルなどでも、布の状態のビンテージアイリッシュリネンに目を向けてくださる方というのは、一日に数名の世界ですが、今日の4社様というのは、サンプルを5分ほどで自由に流してみていただいたのですが、4社様とも確実にそれを触った時点で止まっておられました。他にも共通してセレクトいただいた素材の傾向などは、どのブランドさまも共通している感じで、ヨーロッパのブランドさまが求められるテイストというものが林与の今の取り組みと重なっていることに安心しました。リネンの本場、ヨーロッパのブランドさまの「林与」のリネンを直接ご提案した第一歩です。

林与は、リネンをヨーロッパに提案させていただきたいだけでなく、日本の本麻の世界もヨーロッパブランドの方に見ていただきたいなあと、本麻の手もみものも多く並べました。ラミーというのはヨーロッパではよく使われるのかどうかということも通訳の方を通じてたずねたのですが、トップブランドでもラミーをよく使うというお答えをいただき安心しました。一つのブランドさまは日本の本麻にも興味を持ってセレクトくださいました。


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