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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

暑いですが、いい感じです。

2010年07月24日

毎日、うだるような暑さになってきました。私自身は、こんな夏になるのを待っていました。外に出ても夏らしさがあるのに安心です。夏なんだから、ただじっとしているだけでも汗が出る。そんな当たり前がなかなか体験できない時代なのです。

今日は、午後から大阪のアパレルさまがお越しになられました。本格的かつ、こだわったものづくりをされていて、日本の素材、日本の職人的な要素なども取り入れられ、ボタンなども特別なものには特別なものをオリジナルで手配されているということです。だんだんとそういうこだわりが日本からなくなる時代の中で、そういうお話を聞くと、ものづくりのというものを大事にしてもらっている感じがします。草木染の話などをしても、非常に知識と経験を持っておられ、同じものができないリスク的な部分も語りとして理解されているところなど、やっておられることをすべて噛み砕いておられるなあと思います。

夕方からは、彦根の稲枝で稲盆というイベントが行われていました。近くの縫製さんが地場産品の物販コーナーで販売を行われており、お渡しするものがありましたので、イベントをついでに見学してくつろぎました。外で過ごすというのは気持ちの良いものですね。夏の暑い中、冷たい飲み物やスイカ、食べ物などを食べ、まさに、夏を実感するようなイベントだなあと思いました。お天気も良かったので主宰された方も幸せです。

地場の産業を守っておられる方というのは、気が良いというか地場のお祭りの賑わしのために出たり、また、日ごろの生活の中でも地域のさまざまな役割を担って、日本の文化的なものを作っておられるだけでなく、そういう方たちの存在自体が日本文化そのものではないかと思います。義務、業務、損得的なものではなく、熱意とか誠意など気持ちで動いておられるところに美しさを感じます。

こういう場所に浴衣を着た女性の方がおられるだけで、イベントが何倍も華やかになります。着物の偉大さを実感します。今の時代に、夏の浴衣を着こなせる和風な方というのは希少な存在です。そういう人が、フラグシップとなって浴衣って良いなあみたいな感じで、他の方が浴衣を着る火付け役になるのだと思います。


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