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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ドビー修理

2023年04月21日

昨日は、朝からドビーに詳しい人に来てもらって織機1台のドビーを分解して朝から修理。ドビーの中の部品が壊れてしまっていて使えないソウコウ枠があるので、後ろのほうの使っていないソウコウ枠のパーツを外して前のほうと交換する作業。交換部品が手に入らないので、このような方法でしか解決方法がないそうだ。

久しぶりの大修理になった、次に壊れた時にはドビーの載せ替えなどを検討してゆかないといけないだろう。ドビーの載せ替えとなると200kgほどあるものを、上げ下げしないといけないのでそれなりに大事ではある。

いずれかは何台かあるうちの1台を部品取り用にして他の5台とかを長続きさせる方向に持っていく必要があったりするんだろうけども、プラスチック部品の上に金属の小さな板がついていてその片側の下からプラスチックにひびが入っているような現象がみられ、金属やプラスチックが伸びたり縮んだりすることで収縮差からそういう問題を抱えているんだろうなあと思う。ドビーを作った人も想定をしてはいなかった問題だろう、というか1983年製のドビーなので40年動いてきたことになるから、老化として受け止めるしかないだろうけど。自動車で40年は、ほとんど珍しすぎるけど織機で40年というのは林与では工場の中では一番新しいタイプだったりする。

このシャトル織機も国内では最終型に近いくらいのもので、レピア織機ですら国内で製造していた最後のメーカーも作るのをやめたそうで、国内ではより高速で大型のエアジェットとかが作られている。織機メーカーが消えると食物連鎖じゃないけども、機屋が生きて行けなくなるという結果につながっては行くだろう。織機メーカーのある中国では繊維産業は基軸産業である。同じことが半導体でもいわれて、自動車や機械メーカーが半導体不足で苦戦している。材料も同じで、国内で原材料や糸がつくられなくなり、海外に移転してしまうと、結局最後にはその国での最終製品の製造も難しくなっていくという流れにつながる。一番人をたくさん必要とするような産業の部分が残っているということが大事だということなんだろう。パラドックスパラドックス。

林与の中には30台くらいの織機があるけども、どの織機も一つの規格の織物に特化させていることが多く、その形でいつものお客さんの仕事がいつでも受けやすいように、また、機の載せ替えなどをなるべく少なくして、働く人の少ない今の時代に対応をしている。贅沢な織機の使い方ではあるけども、林与のような小さな会社が大きな会社よりもいろんな織物を生み出せるからくりの一つであったりする。


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