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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

まともな話

2024年04月23日

今日ある会の代表の方と話をできた機会があって、オーガニックの国際認証の大きな問題の本質を認めて、世界統一の基準があるのではなくて、各国ごとに異なる各国のオーガニック基準に従うしかないという問題が、国際認証にはあるのも駄目だけどそれしかできないみたいな話で、正直にそういうのを認めてくださっての話なので、日本で、化学肥料不使用とか、遺伝子組み換え不使用とか謳うのも輸入される原料を使った糸に関しては多くの割合で難しい状況になっている。国際認証機関でもコントロールするのが難しいというような、昔から天然繊維やっているものからするとそういうのが一番ラベルだけで一番の謳いが怪しい要素というのを認めておられる方なので、逆にそういう現状を認めないでカネ取るだけの認証機関的なタイプの方よりは何倍もマシに思えた。

認証機関も認証が取り消せされるなど特に認証の緩い国では国家基準が怪しくなりすぎている特にGMOコットン大国といわれる国ほどオーガニックコットン大国なので、GMOコットンを推進してきた国のオーガニック国家認証というのはそれほど厳しくなく、日本のオーガニック基準は非常に厳しくて、それを適用すれば、海外のオーガニックコットンの多分9割以上がオーガニックじゃなくなる話じゃないのか。そういうのは、熊本のアサリに似ていて海外でオーガニックラベルを付けて、日本に持ち込めばオーガニックとして売れるという、もしかしたら消費者の期待とはまったく反対のことになってしまっているのではないのかと国際認証に思えるような問題。

まだ、林与の林も普通に理解が出来て、当たり前ですが、GOTSも国の中には入っていけないので、各国バラバラで緩い国の認証もオーガニックと認めないといけないというのも認められて、一般的に流れている化学肥料不使用、遺伝子組み換え不使用が現実的には不可能になっているようなオーガニックコットン大国もあって、そういう原料を使った製品が日本のオーガニックコットン製品の市場の半分以上というのが現実。

普通のコットンを叩いて、結果、GMOコットンがほとんどになってしまっているとか、権威主義の怖さで、そういう事実も普通に話ができないと駄目だろうなあと思うが、そういう話をできる人というのは、生産者や消費者保護の気持ちがある方だろうと思う。林与も自分でできないものを、他の誰かができそうならその方にどこどこの方がやっておられるからやられたらどうですかと提案することも多い、でも、林与で織ってつくれるものをみたいな方もいてくださって、本場の産地産として作れる布の量も限られているけどそれが当り前の現実だったりする。


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