リネン日記
小幅
2025年12月25日
麻の小巾を織っておられたご夫婦が昨日見えられて、今の縦が織り終わったら仕事を終える旨を伝えに来られた。気にしておられるのは今まで取引のあった得意先のことで、続けて林与がその小巾の仕事を引き継げるのかどうかというあたりで、小巾織物にしてもそれなりに難度が高く、高い理由は、糸の番手が80番手や100番手であるということと、13mとかに傷が1か所でもあれば着尺生地としては1匹が丸ごとB反となること。
お話をしていても難しいというあたりは共通のところ。林与として今も手いっぱいなのになぜそういう仕事を受けようとするのかというと、もう産地では、そういうが産地から消えてしまうからという理由。林与は、昔は小幅織小野が普通だったし小幅織物もやってきた実績雄あるし、産地から産地の織物の特色の一つである和装の小幅織物の生産が消えてしまうということは非常に残念に思えてならない。
今の100番手にしても昔の100番手と違って糊付けをすると非常に硬くてもろくなりがちで、織ることが非常に難しく、長年織っておられたご夫婦でも80番と100番からは撤退するということを以前から表明されていたので、よほど難しさが募っていたのだろう、キズの問題などに関しては、得意先と共有が必要で、さらには自社の中に傷の部分以外を活用して製品化するような方法が必要かもしれない。
アイデアとしては、昔から考えていた案件が一つあるのでそれがうまくいくかどうかは一度試してみようとは思うが、誰もやっていないことを新たに立ち上げるというのはそれなりに試行錯誤も必要なので、しばらくの間は、使えない反物が増える結果になってしまうのだろう。問題を解決して乗り越えていくというのは絶対に必要な概念でそれができないとかそこから逃げるともう生地の生産自体が難しくなってしまう。トータルで麻生地を生産しつづけられるようなスキームが必要で、小物として活用できるような解決方法が必要であると思える。
お話をしていても難しいというあたりは共通のところ。林与として今も手いっぱいなのになぜそういう仕事を受けようとするのかというと、もう産地では、そういうが産地から消えてしまうからという理由。林与は、昔は小幅織小野が普通だったし小幅織物もやってきた実績雄あるし、産地から産地の織物の特色の一つである和装の小幅織物の生産が消えてしまうということは非常に残念に思えてならない。
今の100番手にしても昔の100番手と違って糊付けをすると非常に硬くてもろくなりがちで、織ることが非常に難しく、長年織っておられたご夫婦でも80番と100番からは撤退するということを以前から表明されていたので、よほど難しさが募っていたのだろう、キズの問題などに関しては、得意先と共有が必要で、さらには自社の中に傷の部分以外を活用して製品化するような方法が必要かもしれない。
アイデアとしては、昔から考えていた案件が一つあるのでそれがうまくいくかどうかは一度試してみようとは思うが、誰もやっていないことを新たに立ち上げるというのはそれなりに試行錯誤も必要なので、しばらくの間は、使えない反物が増える結果になってしまうのだろう。問題を解決して乗り越えていくというのは絶対に必要な概念でそれができないとかそこから逃げるともう生地の生産自体が難しくなってしまう。トータルで麻生地を生産しつづけられるようなスキームが必要で、小物として活用できるような解決方法が必要であると思える。