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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

スワッチ

2010年10月24日

帰国しましてスワッチの方の準備に取りかかっております。お名刺の方を拝見していますと、中国の現地バイヤーさんが非常にヨーロピアンな素材をセレクトされると思っていましたところ、フランスの有名ブランド持っておられたりでテイストからして、現地バイヤーさんですら海外バイヤーさんと同じようなセレクトをされます。インターナショナルブランドさんがセレクトされる素材というのは非常に片寄っていて特殊なものばかりな感じです。

来週の月曜日には、ジャパンクリエーションの分も含めて特殊なご要望分以外は発送が完了できるかと考えています。ネットのほうで御注文いただきました分の発送もこの週末に発送を完了いたす予定です。

展示会に2週間出ておりましたので仕事の方も相当詰まっておりますが月曜日に加工出し予定の反物など準備しました。加工出しというのも、織り上げた反物を畳みの機械で長さをはかりながら綺麗に畳んで、1反1反に加工番号順、品番、色番、長さを書きます。また、加工前の生機幅もデータとして必要です。

織物で加工を上げた反物と生機との違いは歴然としています。織り上がりの生機というのはバシバシ感じで風合いが固く感じられます。リネンの生機をそのまま服に縫製すると10%以上も縮みますので要注意です。市販のリネンも加工後のものではありますが水通ししてあげるのが安全です。水通しは完全に水が糸の中まで浸透さえすれば乾燥する瞬間にリネンが縮みますので水にじっくりとつけて脱水してあげるだけでもよいです。本格的に洗濯物性を安定させたければ、単純な話、服を洗うのと同じ行程で洗剤などもいれて何度か洗ってアイロンがけして裁断すればよいのです。


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