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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ハニカム

2011年03月19日

ハニカムと呼ばれる織組織は、蜂の巣組織と呼ばれます。一般にワッフル組織と呼ばれるものは四角なのですが、織物の世界ではどちらも同じような意味で使われます。ハニカムはハニーコーム(honeycomb)から来ていますので、蜂蜜の櫛という意味で、蜂蜜は分かるのですが、なんで櫛なのかが林与にとっては謎です。

キッチンクロス向けに蜂の巣組織を使おうかと今、テストを行っています。蜂の巣の組織にしたから良い感じというのではなく、縦横の密度や、蜂の巣組織もいろいろと大きさがありますので、どのくらいの大きさに調整が必要なのか考えているところです。

バスタオルなんかにする場合は、双糸にしたほうが撚りも戻ってボリューム感が出るので、良い感じになるのですが、キッチンクロスだけに、あまりボリュームは必要ないと考えています。

ひとまず、テストで、糸の感じは掴めました。やはり、糸のアップアンドダウンの少ない糸は緩みが生じてきていますので、織りには工夫が必要だなあと思います。だいたいが、この緩みを吸収するために縦糸に綿の双糸を使うことが多いのです。でも、リネン100%で作りたいなあと思うので、織で一工夫してみようと思います。


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