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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

リネンの季節

2011年04月07日

今日は曇り空、朝から数件のお問い合わせがありました。それぞれ案件は異なっていたのですが、麻のものが本格的に動く暖かさになったのを感じます。いろいろと加工から上がってきたものがございますので、またそういうものをアップしようと撮影を始めています。
この前アップした画像が残念ながら暗かったような気がしてがっかりで取り直しを考えています。

林与の場合、リネンのものは寝かせておくことが多いのです。1年ほど寝かせることで風合いが良くなっているケースが多いのです。倉庫に眠っている30年ほど前のアイリッシュリネン生地などは仕上がりがふんわりとしています。糸のせいというだけではないようです。風合いが良いように思うのはすべてシャトル織のものだったりします。

昨日、海外の紡績会社に問い合わせをしましてリネンの細番手があるかどうかを尋ねました。100番手を超える糸というのはたまにしか作ることがないので、紡績会社にとっても本当に希少なのです。しが応援ファンドの細番手プロジェクトでは今年はアパレル向けに120番手クラスの糸を使う予定をしています。今ある糸を調べてくれるということで、良い出物があるのを祈っています。織ってみないと糸の良し悪しは分からないのですが、細ければ細いほどうれしい気分です。そのクラスの糸となってくると手織りに使うリネンなので、紡績会社にとっても、それほどたくさん流れるものではないのです。

昨年取り組んだリネン100番手高密度、一工夫が必要かなあと感じ別の糸加工のタイプで織りのテストをしようと整経から動き始めました。縦糸の本数が多いので、動かすまでが、一仕事というより百仕事な感じです。普通のリネンにはない、パフパフした風合いが出てくるのが魅力です。きっと、横糸も昨年よりもっとたくさん打ち込めより高密度にできると考えていますが、そう簡単に行くでしょうか。


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