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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

リネンマジック

2011年04月20日

リネンって味があるなあと感じることがあるのです。リネンを触ったときの感触的な味なのです。今日はそこそこお天気が良かったので、地下水を使って生機のリネンクロスを干してみました。たっぷりの水でしっかり洗って脱水して干してみるとまだ最初の1回目なので、ゴワゴワ感が少しあるのですが、そういうときには、乾いてからでも良いので、左右に引っ張りながらパンパンと布を伸ばしてあげてください。すると不思議なことに、布が伸びて非常にナチュラルな感じの肌触りの良い布に変わります。

ノーアイロンで大丈夫なのです。洗いこんでいくたびにゴワゴワ感は少なくなり風合いが良くなるのを実感いただけるのではないかと思います。それが何も足さない引かないような状態で生まれる布だけによいのではないかと思うのは林与の自己満足でしょうか。使われる方が布の良い状態を引き出すような一工夫で布が素敵になるというのもリネンマジックではないかと思います。

林与のリネンのキバタでストールをおつくりの場合でも同じようなリネンマジックが存在します。洗い上げた後、脱水して、干すときに、お二人で両端をもって、ストールをパタパタパタと延ばしながら空中で煽ってあげてから干してあげるのです。それだけで、リネンの詰まりが少なくなり、より良い風合いのストールに仕上がります。これまた、何も足さない引かないで作り上げるのもよいのではないかと思います。

化学的に樹脂などを使って縮まないようにする方法や風合いを保つ方法もあるのですが、リネンにもいろいろな御用途がありますので、ハンドメイドなものに関しましては、ナチュラルに仕上げるのもリネンそのものを味わっていただく上ではよろしいのではないかと思います。


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