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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ジャパンクリエーション準備と初日

2011年10月12日

今朝は、夜3時に出発しました。ここしばらくあまり寝ておらず、車で行くのを辞めて新幹線にしようかと迷ったのですが、荷物も多いので余計に大変になるだろうと思って、今回も車で行くことにいたしました。

途中2回休憩を取って、首都高速も混んでいてついたのは朝の11時で、展示会が始まるのが午後1時ですので、もうほとんどのブースが準備完了で、私もあわてて1時間ほどで準備を済ませました。今回からは、ジャパンクリエーションとプレミアムテキスタイルジャパンの2本立てになったので、どうしようかと迷ったのですが、秋冬ということもあって一般の方との交流もあるジャパンクリエーションでの出展いたしました。

今回は会場も2階になって秋冬の展示会、どうなるものかと心配したのですが、入り口近くのジャパンクリエーション事務局裏の一番便利なところが当たりまして、お客様の流れというのは非常に良い場所でした。林与の対角のコーナーには近江織物さんのブースが対角の場所にあって、会社が同じ近江湖東産地というだけでなく近江織物さんの展示会を担当されておられるも林与のご親戚のお方です。

近江織物さんのブースは今回も非常に人気でインクジェットプリンタを活用した日本の最新のものづくりを提案されています。そういう最新の技術と産地の昔からのものとが結びつくとほかに真似のできないものが生まれてくる最高のパターンなのです。リネンにインクジェットしたものも見せていただきまして、すべての技術的な心配しているような事象にもすでに取り組んでおられるのがお話からも伝わってきて安心というものを感じます。

お隣のブースは今治タオルに掛けては一番の有名どころ吉井タオルさん。正面には浜松の織物組合さんのご出展でリネン関連も手がけておられ後染めのものに関しては味のあるものが多いなあと思います。斜め前はミンク素材を扱っておられる貿易会社、そのお隣が、皮革なども手がけておられ、そこにディスプレイされている敷物になっている5Mほどのワニの外皮、本物なのかが終始気になります。

展示会だけでなく、ファッションショーなども力を入れて行われ、服飾系の専門学校の学生のみなさんの力というのが伝わってくるのです。今日は、ブースにも学生さんが何人かお越しくださいました。織物というものになかなか興味があられる学生さんというのは少ないかとも思うのですが、テキスタイル関連の専門学校の学生のお話をお聞きしましても織物に掛ける情熱みたいな真摯な姿勢が伝わってきます。大事なのは学生に本当の厳しさを厳しいまま体験させてあげることではないかと思います。それこそが普通では体験できない貴重な経験です。

アニメの一休さんの有名な話に、将軍様が贅沢な食べ物に飽きて一番おいしいものを食べたいという話があって、薪を割って火をくべて疲れ果てて作った、味噌汁とご飯が最高のものであるのと気がつき、本質がそんなもんで自分が働くことの大事さと、贅沢いっていた自分が馬鹿さに気がついてハッピーエンド。でも、今の時代だと、将軍は味噌汁とご飯を食べたけど満足せずに、コンビニのおにぎりのほうが働かなくても何倍もおいしいみたいな時代です。

夜にはビジネス交流会があり、主催の皆さんや出展者の皆さんがパーティ気分で交流を行いました。


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