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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

師走

2011年12月12日

今朝は、今月はじめに合同展でご一緒させていただきました長谷川商店さんの営業の方がお見えになられ近況などをお話いたしました。長谷川商店さんはシルクの糸を扱っている会社で海外への輸出もたくさんされております。長谷川商店さんの糸の見本帳というのは非常にきれいです。

在庫を商品として上手に回転させる力をもっておられるところが非常に強いのだといえます。お話をお聞きしましても糸の倉庫の中に事務所があるというようなイメージの会社だそうで、在庫を大事にしておられるのが伝わってきます。倉庫業者に糸を預けてしまわないで自分で管理するあたり、手間が多いでしょうが、糸のことをしっかりと手や目で確認できるメーカーとしての力をもっておられる部分です。

12月に入って本当に師走な感じで、先週は出機さんの機の準備をしていたので、今週は自社内の機の準備に取り掛かっています。アパレルの仕事も1月末くらいまでが勝負というところで、昔と比べると本生産のシーズンというのが本当に短くなってきています。昔は10月ころから3月末位までが生産の時期だったのに、今は、12月に始まってお正月を挟んでの1月末までが勝負というような身動きが取りにくい形です。そんな理由で手の込んだものは納期の問題で手がけにくくはなっています。

日本のファッションスタイルが無地ライクがベースになっているのも実はそんな事情が潜んでいるのではないかと思うところです。無地以外のものをつくろうとすると、デザイン性が必要だったり、創意工夫を要するファクターが増えてきます。織物というのは、糸を組み合わせていくだけで無限に近い組み合わせがあるので飽きないものです。


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