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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

糸調べ

2011年12月20日

今日は、本生産の入った企画の納期調整のために糸の在庫を調べました。1マークで、30色くらい色を使うので、織る前の準備作業が大事です。柄を元に織物に乗っている糸の量を1Mに何本あるのかから計算をはじめます。たぶん、今はピークなので、30色全部染めると染めるだけでも2ヶ月くらいは必要とされてしまう話になります。在庫の糸があるので在庫の糸でカバーするという形をとり、同時に品質も安定させることが出来るので、一石二鳥の方法なのですが、今の時代の日本では、その方法は諸悪の根源とされていますので、日本でのものづくりというのが消えていく結果につながっています。

幸いにも横糸のほうは2色だけ染めるだけでいけそうな感じです。縦糸に関しても調べて行く必要があるのですが、縦糸はたぶん8色くらいは染めないとならないのではないかと思います。色数が多いとひとつの色のブレは見えにくくなるのですが、色数が多いと1色を染める量が非常に少ないので、それだけでも非常に価値のある染めになります。

こだわられるブランドさんというのは1色の色にこだわられそれに相当するだけの価値を持ち続けられているので、他とは違うオリジナルな世界ができたりいたします。しかしながら、日本の場合、あまり個性のありすぎる商品というのは、好き嫌いがされやすいので、注目はされてもあまり数が出ない傾向にはあるのを、展示会などでも素材をならべていても感じるところです。一般的には、店頭に近い皆様の商品の良し悪しというかお探しのものというのは、今、売れているものを探されているケースが多く、今、売れているものを良いものだという判断され、最近は、どうしても、どのブランドさんも似通った世界に落ち着くということが多いものです。

同じものを長く作り続けることが難しいのも、全体的なトレンドというものが移り変わるからだといえます。今はリネンが人気ですが麻を織り続けるということが商売の波も含めて難しいというのを過去に経験をしているだけに、麻を織続けているものにとっては同じ価値のものであっても、外の世界での価値観というのは変わり行くものというのは常に感じます。


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