for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

今期春夏もの

2012年01月17日

今日は、今年で一番よい天気で、空気が澄み渡って空も青空、いい感じです。午前中に、大阪の問屋さん、東京のアパレルさん、百貨店のバイヤーさんがある企画の件で弊社に起こしになられるということで、朝一番に出機さん用に糸を準備して、駅に迎えに上がりました。

バイヤーさんが求めてくださっているものは、特に林与の市場性を求める部分ではない趣味的というか道楽というかみたいなものづくりの部分と、方向性とすごく似通っている部分があるなあとは思うのです。そう思うと、昔の百貨店に置いてあるものというのは、百貨店にしかなかったような気がします。話を広げていくと、商店街のお店にあって、スーパーにはない世界があったのです。それは、日本の商売の専門性です。文房具屋さんには、売れないようなものでもしっかりと店頭に昔はいつでも在庫として置いてあったのです。しかしながら、今の時代は、ノーインベントリー。回転の遅い売れないものは店頭においてもらえない時代で、専門的なお店というものが少なくなりすぎ、どこでも同じようなものしか並んでいません。お店においてないので、お店の人ですらもそれが実際何なのか実際お客さんのもとめていることができるのかわからない状態で、お客様と接することになってしまいます。

また、開発したら売れるようなものでも、だれもが売れることが分からないと作らない時代です。昔あったワープロのようなプリンタ一体型のノートパソコンを作れば、簡単に何万台と売れるでしょうが、売れるのが分かると1年以内に大手が参入して価格競争になり商品サイクルはすごく短いのです。昔あった技術でも今再現することができない一例です。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内