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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

危険

2012年03月01日

今日は朝、出機さんから電話をいただいて、織機の修理で手を挟んでということでした。織機というのは本当に気をつけて動かさないと一回の失敗が取り返しのつかないことになります。

これは別のケースになりますが、特に危ないのが通常の仕事で1台の機械を二人で動かすことで、一人が糸切れを直して一人が動かすといのが一番危ないのです。初心者の人がやりがちなミスでそうやって仕事をすると楽しいのですが、一番危ないので、機械というのは一人で動かすのが原則です。

昔ながらの機織が危険かというと、今の織物は織機が大型化、高速化してより危険だったりします。不織布などの場合機械が爆発したなくなられたとかというような怖い話も聞くので、大手の工場さんの事故は原発もそうですが人が何人か亡くなっていても行政すらも普通に立ち入れないことも多いものです。

全自動化された工場ほど人の亡くなる確立は高くなってしまうのは当然のことです。JR西の脱線事故でも、技術者が130kmで安全に曲がれると言い切っていたのには驚きのことで、130kmであのカーブに突入したら脱線することすら考えないトップ、しかもATSがあれば大丈夫ということ自体、責任逃れで、大惨事は原発のように起こります。人の命をなくしておいて置石のせいにしたりと雪印以上のいい加減さ、国も絡んだ話なので命が軽んじられるのは解決法にしてもATSの設置に逃げて一般の国民からすれば心外なことだと思います。

原発の事故現場の収拾にしても安全だといわれて多くの日雇いの労働者が投入されていますが、国の絡んだ人命に関わる問題ですので、危ないなら危ないとしっかりと告知して人を集めていただきたいと思います。メルトダウンにしても、国、東電、さらには保安院で隠していたといわれて当然の失態、原発爆発直後の数値の異常なども隠され、メルトダウンしていないといっていたこと、人命すらも責任逃れのために軽んじられるのでは、チェルノブイリ以下の悪質な情報隠しだといわれても当然のことかと思います。

国が人の命の責任逃れの手本を出してしまっては駄目なのは、国や行政の絡んだ1企業のために国の人の命や健康に関する安全基準が10倍以上も変更されるというような恥ずかしいことで、普段きびしく指導している担当の責任逃れのために世界で一番安全基準のゆるい国であることを証明してしまったようなものです。

東電に勤めておられる方の身内の方からの又聞きではありますが、今回の東電の事故で、一流企業に勤めたはずの自分の人生が台無しになったというような信じられない言葉も飛び出していて、自分の会社が、たくさんの方に迷惑を掛けている被災者を思う気持ちすらないのも感じます。


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