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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

変動相場制

2013年04月26日

日本の方の多くが知っておられないのが、中国という国の現在の状況です。いまや中国の中級地方都市でも東京以上に高層ビルが立ち並んでいます。中国はいまやアメリカを抜くようなインフラの整備が完了し、高速道路なんかも当たり前に日本の高速道路以上の規模で中国全土を走っています。世界中の資本が中国に集中した結果ではあります。

中国は、ドル連動型を保ち、変動相場制に移行しなかったことが、基軸通貨のドルが弱くなればなるほど中国経済が楽になるというのが、経済発展の最大の理由にあたるかと思います。これは、物価が異なるときに、物価の低い国から高い国に物が流れ続けるという購買力平価の原理を最大限に活用できるもので、作れば売れなくて損の国と作れば売れて儲かる国を作り出します。最初は小さくても、規模が大きくなるほど規模の経済も働き、どんどんと加速していくものです。アメリカは国内製造をやめ中国での生産に移行せざるおえないでしょう。アメリカの商品が売れなくなるとアメリカ経済が悪い状態でドル安をもたらしますが、それが中国経済がよい状態で元安に結びつくので、加速度的な経済発展につながります。

日本の経済発展の場合、変動相場制以後は本質的に止って、それを金融の緩和でバブル経済に誘導し見せかけの好景気を作り出しました。将来中国元が変動相場制への移行で起こる可能性も高いですが、それが起こらなければ、基軸通貨であるドルが弱くなればなるほどに中国経済が発展することになります。日本が基軸通貨であるドルを守ろうとすれば同時に中国元を守ることになるので、日米の貿易摩擦を解消しようと円高誘導すれば、アメリカの商品と中国の商品が同時に日本国内に流れやすくなるという効果をもたらします。

中国が、このわずか20年で世界中の資本を集めることが出来たのも、このようなメカニズムがはたらいたからであろうと思いますが、国の経済というのは政治と連動しているので、日本経済が立ち直るようなことも政治がこのままだと不可能に近いんじゃあないかと思います。国の政策というものは、為替とすらも関係のない、国内でものづくりしているものにも大きく影響を与えるもので逆風のトラップ、抜け出すことは難しいでしょうし、政治の方向性からしても逆風は強まるばかりだろうと思います。


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