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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

終戦記念日

2013年08月15日

終戦記念日に思うことというのは、「愚直さ」というものだろうかと思います。日本にしても1万年も遡ると移民からなる国ということになりますが、日本にたどり着いた人々というのは愚直に生きることを強いられてきたのだろうといえます。

日本の繊維におけるモノづくりというのが海外に劣るものが多くなり始めているのも、結局は、スポーツに励む中学生のような「素直さ」や「愚直さ」というものが、大の大人から欠如しているからだろうと思います。中学生のように無心に現状を受け入れて仕事に没頭するようなことができれば、そのこと自体がなかなか実社会では難しいことですので、差となって表れて来るものです。

毎日、同じに見えても上手になろうと考えて作業をしている人というのは確実に上達していきます。一方、何十年の経験を持った人でも一日サボり始めると素人未満のモノづくりの積み重ねの日々ということになります。

国際化の流れの中では、自分のスタイルを失わせられたところが大きいかと思います。他からするとすごいことが、どんぐりの背比べをやってしまうと、もう元に戻ることはありません。楽をしていると長続きはしないというのは、世の中がうまく出来ている証ではなかろうかと思います。さまざまな講演会などでも壇上に立たれている先生が利権に満ちた欲の塊のような方だと厳しかろうかと思うことも多いものです。


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