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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

初代「林与」ロゴ

2013年08月23日

先日、京都の染めの専門家であられるお友達の方が、林与が京都の三条京阪に事務所を持ったということで、趣味の木彫りで「林与」ロゴを作って、奥様とお越し下さいました。製作途中の掘り出すタイプの林与ロゴを見せていただいていたので、そちらが仕上がって、もう一つ、掘り込んだタイプの林与ロゴも届けて下さいました。どちらも世界に一つだけの林与ロゴで、手作りの味わい漂うアイテムです。スマートなプリントとかと違って揺らぎがあるので好きなのです。

そんなアイテムが届いたその場所で、ご夫妻に、生地の紹介をしていると、今までいくら探しても見つからなかった、パッチワークバージョンの初代の林与ロゴが、突然、出てきました。しかも、反物の上に顔を出す形であったのに、いくら探してもそれに気がつかなかったのは驚きです。木の林与ロゴが届いて、初代の林与ロゴが見つかったというのも、本当に不思議な話。

林与ロゴの件に関しては、始めてジャパンクリエーションに出る前日に思い立って、展示会の展示物の準備などもせずに、一日掛かりで作り上げたパッチワーク布看板。ハンドメイドチックで自己満足の世界。私自身、布の世界というのは完璧に綺麗な世界でなくても良いと考えるので、自分で作り上げた味のようなものを感じさせたいと思うのです。

中国やパリの展示会も一緒に歩んできた友達のような存在だったのに、昨年のインターテキスタイル上海では、電車に乗ってしばらくして、ロゴ看板を忘れたことに気がついて、常に心の中で探していたものでした。この春のプレミアムテキスタイルジャパンでは、切り出しタイプの2代目の林与ロゴ看板が登場しました。でも、やっぱり、初代のロゴ看板への思いは強く、見つかったときには本当に嬉しかったです。今度はなくさないようにしたいです。


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