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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

特別意識

2014年02月18日

「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあります。若いうちだと我慢が出来て我慢してやれば上手になるということだといえます。最初の1回目で乗り越えられないと苦手意識がついて次に乗り越えることはできないもので、仕事でも一度頼んで無理だとか難しいとかいわれ、次に頼んでも結局同じ答え、いつまでも出来ないということ。反対に、その人に仕事をしてもらおうとすると、こっちがたくさん仕事をすることになります。

力のない人の代わりに仕事していると、それが結局、自分が仕事をすることになり能力が高くなることになります。私にとっても雲の上の存在的な人というのは、結局、貧乏くじを引き続けながらも全体を支えている人だろうと思った経験が何度もあります。そういう人には勝とうとしても到底かないません。お金が基準となると貧乏くじを引く人の評価というものは低いですが、仕事って長い目で見るとお金じゃないところだから続くのです。

全体が外に対して形にならないと仕事しても持ち出すだけで終わりというのが分かっていないと小さな内輪の争いに終始してしまうような結果になるというのも、外から守られた職人が陥りがちな罠で、仕事というものも熱いうちに打たないといつまでもその人のためにあるものではなく、難しいとか出来ないとかいっていると他のできる人のところに行くのが普通のことであるというのも肝に銘じておかなければならないのは、特別意識になりがちな職人だけでなく地場産業の経営者にとっても同じことだろうと思うのです。


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