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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

縮図

2014年05月29日

昔、NECが98という機種をつくっていました。エプソンが互換機を投入してきて、コピー商品だと叩いたのですが、結局、NECも今は、IBM/ATというかDOS/V互換機製造メーカー。現実社会では、何が正しいのかということは力関係で決まることのほうが多いようです。

サラ金にしても何十年も莫大な利益を上げてきた業種ですが違法となった途端、どこもの業者もがお金を返せない状態に。うまく渡り歩くのは、両方を食い物に出来るマスメディアと弁護士だったりするのですが、そういう常に勝ち馬に乗ろうとするものというのは商売上手ですが、周りから見るとかつての加害者そのもの。

これと同じことが政治の世界でも当たり前に、自民が調子のよいときには自民党、民主党が調子のよいときには民主党。中身がないことが一番の利益に繋がり、船が沈みそうになると一番に逃げ出す船長タイプも多い。そういう船長は非難されるがマスメディア、政治、ビジネスの世界では勝ち組って結局そんな感じじゃないのか。

つくり生み出すことが仕事でなく、取り合うことが仕事となると悲しいなあと思ったのが、ある小学校での出来事。女の子がミシンを準備して、それが出来た途端、周りで遊んでいた男の子がそのミシンを使い始める。その女の子は一番最後チャイムが鳴ってからミシンを使い始める。その光景をみて、その子達がというよりも、今の大人社会の縮図を見るようで侘しかったが、この女の子が一番強いのを感じた。


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