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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

コンビニ進化

2014年07月18日

今日は朝、家の入り口付近で、カブトムシの匂い。でも、見当たらない。夕方、雨が少し降った後、家の入り口の戸のまん前にカブトムシのメス。拾ってみると、元気だ。こんな場所だと踏み潰してしまう可能性もあるので、事務所の前の木の下に逃がしてあげる。さなぎから孵って数週間の日の目を見る。狭い籠に閉じ込め食べ物貰うより、広々とした空の下自由にその数週間を全うしてほしい。

都市部は正反対かもしれないが、過当競争気味な滋賀圏内のコンビニでの生き残りをみていると、見事に人間の3大欲求を満たして生き残っている。まずは、食欲を食べ物。そして、排泄欲をトイレ提供で満たし、最後に睡眠欲、駐車場を大型トラック運転手に提供し睡眠の場とする。人が一番必要なものを満たしており人が集まらない訳がない。ほかにも冷暖房の完璧さや雑誌や無料情報誌提供で情報社会の情報に飢えた人にも対応している。

食べ物が売り切れても数時間で補充されるし、田舎のコンビニはご自由にお使い下さいというところが多い、また、車を長時間駐車して下さいという姿勢でニッチェな超大型車両を運転しているような固定客を確保。24時間お店が開いているというのが売りなだけでなく、お金を貰う物品に対する対価以上の付加価値を提供している。

一人勝ちに見えるコンビニも熾烈な生き残り、レストランのサービス、駐車場のサービス、ホテルのサービスの一部を含有している。いまやビジネスホテルやシティホテルなんかはコンビニがあるかないかが気軽に泊まれるかどうかの指標。

100円ショップが雑貨関連のお店のサービスを代用したように、コンビニがレストランなどを代用する。残るお店というのが、100円ショップやコンビニとはまったく対極に見える路線でないと生き残れないだろう。どこでもあるサービスじゃないここにしかないサービスの路線。しかしながら職人特有の勘違いの己惚れは駄目で他力本願だと傾いて当たり前、唱えるばかりではなく、続けるためには地を這う努力が必要なものだ。昔ながらの繊維産業にしても商店街がそうであったように間接的にはコンビニや100円ショップとの戦いだったりもする。


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