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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

知徳体

2015年06月08日

日本においても国禁を犯して渡米した新島譲が、明治の開国に非常に役立ったところがある。仕事は頭も必要だが、体を動かすことが必要と常々感じて、おやっと思うと、同志社のロゴの知徳体を思い出す。そう、徳も大事な要素なのだ。そう思うと新島譲は偉いものだ。

でもなあと思うのは、今の大学にしても贅沢すぎる経営で、新島譲がアメリカで寄付を募ったときに貧しいヒトがなけなしの帰りの汽車代を寄付した話が美談としてあるのだが、そのときの徳が今の学校経営に引き継がれているのかという部分はあろうか。精神は美しく語られ生徒には求めるが、教える側や運営側が正さないとならないところのほうが多いだろう。

過去には、大学への寄付金を株で運用して多額の損を出したとかいう話もあって、人の善意を株に投資して寄付金を失うなんて馬鹿な話なのだが、英知をもった教授人?に取り囲まれている大学と言う場所ですらも、そんな基本の徳すらもが消え去ってしまっているのを感じる出来事。


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