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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

東京

2010年02月11日

今日は、会社は休みでしたが東京でアパレルさまの展示会の招待状をいただきまして、お会いするために向かいました。2時間ほど早く東京には着きまして予定しておりましたほかのショップブランドさんの店頭を見るということもさせていただきました。

カジュアルなショップブランドさんのお店は、若い店員の方がおられ、お客だと思われたまま話をしているとギクシャクするかと思い、最初に、今店頭にも林与の布を使った製品が並んでいることを説明し、来年の商品開発のためにショップと商品構成のイメージを掴みたいのでお伺いしましたということを伝えてから見せていただきました。

商品構成や内装などにも感心するところは多いのですが、それ以外に、そのブランドさんの店員さんの対応のすばらしさには驚きました。どの店舗でも対応にやさしさみたいなものが感じられ、その店舗を見せていただいてありがとうございましたとお礼をいうと、お客でもないのに、ほかの姉妹店にも立ち寄り、ぜひ見ていってくださいと勧めてくださります。どの店舗でも同じような親切な対応で、私自身を暖かく迎えてくださっているのが伝わってきて、人気の秘密は商品だけではないというところに気がつきました。

2時間ほどがあっという間に過ぎてしまって、レディースのアパレルさまの展示会のほうに伺ったのですが、担当の方がお待ちくださっており、お客様の対応も大変なはずなのにじっくりと1時間ほど、来年の商品のコンセプトや各商品のポイントを教えていただきました。展示会を見せていただいてよかったなあと思うのは、そのブランドのすべての商品に共通する欠いてはいけないコンセプトみたいなところを理解できたような気がしたのです。

布の状態からどのようにして最後の製品になるのかまでを、一つ一つ説明いただいて、私自身がそのブランドのために布を作るときに気をつけなければならないこと、商品開発の可能性の部分がピンポイントで見えたきがしました。展示会ということで、お客でもない私が長居をしてはお邪魔になるかと思い、雑談などせず、商品を順に説明していただいただけなのですが、いろいろなものがあって一通り説明してもらうだけでも1時間ほどお時間いただいた形になりました。

自分が布をつくるときに、そのブランドで布が採用されるポイントやどのような工程で布が服になるのかを想定して布を作れるというのは、布を作る側としても提案もしやすいので、展示会を見させていただきよかったです。帰り際、会場を見渡すと100人ほどはおられると思うのですが、私以外はほとんどが女性の方ばかりでした。


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