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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

自分の都合

2016年01月03日

誰にも自分の都合というものはあるもので、コンビニというものは自分の都合を消して存在しているから生き残っているのだろうと思える。夜中に一人もお客さんがいないのに開けていないといけないとか、成り立たないものや損を我慢していて、結局は自分の損得じゃないのが商売や仕事の秘訣だろう。

コンビニは大手企業でもなんでもない、ほとんどが家族経営規模の企業主体で、年末年始のバイトの確保など自己責任で成り立っている。年末年始に働ける人日本で探すのは大変だろうと思うが、裏を返せば、人が休むときに働くことが商売であるサービス業などは年末年始が働くべきときである隙間産業。

アメリカでもGEEKといわれるIT産業が強いのは、昼も夜もなく、自分が仕事に没頭できる人たちが普通に生き残る。自分がお客さんになるのかお客さんを相手にするひとになるのかの問題だろ。

自分勝手なニーズを探しても仕方なく、自然に成り立つようなニーズが転がっていてそれに対応できないようでは、ほかの人にチャンスを奪われてしまうのは仕方ない。90%以上の人が、自分の都合やお客さんの感覚で仕事しているような気もするが、それでは最初から全力じゃないので成り立たせるのが難しい。

優良な企業ほどその罠に陥りやすく、その穴埋めは他の人がしていることが多いものという当たり前のところがみえていればよいのだが、見えなくなった人には、誰かが自分の都合で休むぶん、その重荷というかビジネスチャンスを背負って他の人が換わりに働いているのを見えることはない。

これは、新聞業界などに対してもいえることで、日本の新聞がほとんど記事がなく薄っぺらいのに驚く。新聞休刊日とか業界をあげて自己都合で成り立っているあたり、ネットに負けてしまっていて、平和な日本に、テレビ欄くらいがあれば、無くてもよい存在なのかと思えるくらいなので、新聞のような本来昼も夜もないと思える業界ですらそうなのだから、ふつうの業界の仕事の人が仕事があっても焦りにならないのも分かる。

自己都合で働いている人というのはそういうスタイルだから暇になりがち、仕事に合わせる出なく、自分が暇なときに都合のよいように仕事探し、仕事している人が仕事の見えない人のために自分の都合を削って仕事の準備で余計に忙しくなってしまう難しいわなあ。連休が増えて、連休で休む企業に仕事を頼むためには連休中に仕事しないとならない立場もあろうというのが分からないと。自分が休むから自分にあわせて欲しい人が増えて、仕事しようとすると余計に休めない人を増やしてしまう。全体が自然に成り立つようにもっていこうとすれば、みんなが自己犠牲を払って分かち合う精神が大事だろうと思える。


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