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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

食品

2016年02月19日

食品とかは産地偽装などがよく問題視される。産地が違うだけで2割3割相場が異なるのが当たり前だったりして、最近もテレビニュースで、ブロイラーの普通の鶏肉を産地さんに見せかけて販売した会社が話題となった。

私も地場産を謳うだけにそれなりに自社でコストを掛けたものを作って納得していただいて売りたいと思う。産地のある社長さんの親身なアドバイスで林与さんは看板があるのだから海外産の生地を上手に使って儲けるほうがよいのではないのかと、いただくが、自分自身が寝ないでも仕事して守り抜こうとするものがある世界だから意味があって、繊維なんて、生地ひとつにしても生地すらもが材料であって、生地が海外産になるなら、製品が海外産であってもよいだろうと、大手のSPAが成功されている。

大手のSPAにしても、成功されている理由は海外産であることをしっかりと謳っていられるからで、正しく動いているし、謳い正しくなければ大問題なのである。リネン日記で、フランス産という表現が正しくないのも伝わって大手SPAのフランス産の原産地表記がフランスあるいはベルギー産に変わったのも適切な道へのひとつのステップではあろうと思う。

大手SPAが一番最初に安価に売り出したリネンシャツは、オーストリア産のリネンだったが、一体どこの紡績工場だったのであろうか。まったく、ノーマークの急にわいて出たオーストリアの紡績工場産リネン、消費者の琴線に触れ爆発的に売れたようだが、今までオーストリアにリネン紡績工場が存在するというのは聞いたこともない世界である。リネンの業界なんて狭いのにそんな情報の信憑性が今も確認がが取れないのが不思議なのが大手SPAのものづくりのブラックボックスであって不思議すぎるのである。

私の情報が足りないのだろうか、オーストリアに商社やかつての紡績工場が新興国で海外生産しているくらいはいくらでも存在するだろうが、展示会などでもそんなオーストリアの紡績工場のうわさすら聞いたことがないのが不思議。2000年以降に、オーストリアにリネン紡績工場が存在するのかどうかという情報あったら教えて欲しい。いろんな展示会などにも出ているけど、オーストリアの紡績工場の存在というのは聞いたことがないのだ。アイリッシュリネンもそうだが当時、本当に不思議だったことのひとつである。


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