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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

福島

2016年04月17日

福島が奇跡的にチェルノブイリ化しなかったのは、地下水から放射能が海に漏れ出したことで、放射能が無限希薄されたから。魚からも高いレベルの放射能が検知されるほどに、大量の放射能性物質が流れ出した。チェルノブイリよりも日本の技術が高かったとかいう問題ではなく、もし、地下水から漏れ出していなかったら福島原発の石棺化が必要だったであろう。

今も、地下水が海に漏れ出すのを止めようとしているが、海に漏れ出したほうがまだよいのではないかと思える。放射能の半減期の長いセシウム137は30年である。そんなものを希薄せずにとどめても解決方法が見つからないのである。除染というが、それは言葉だけで、放射能を消し去ることはできない。どこかに移すだけのことである。

人々の健康を考えるなら、放射能汚染のない人々の住んでいる場所に放射能汚染物質を移動するという感覚がわからない。まだ、人々の命を考えない、メンツや利権がうごめいているような気がする。人々からなるべく遠くに汚染物質を移動するため、遠洋投棄するべきだろう。プルサーマルを正当化するために、日本は放射能汚染物質の遠洋投棄をやっていないが、よく考えてみれば、遠洋投棄しないといけないほど、健康被害をもたらすようなものを、日本国内で埋め立てするとかがベストだとは思えない。

国民の命すらも考えず、メルトダウンしても水蒸気爆発と偽り放射能漏れを隠す、電力会社と国によって運営されてしまっていてはどうしようもない。つかまらないだけで、無限希薄で救われなければ、多くの人が死んでいただろう。所長もなくなったが、原発事故とは無関係とされた。体内被曝だと十分、半年で所長みたいに典型的な甲状腺癌で亡くなることも考えられるが、どこまでも逃げる気だろう。

メルトダウンを水蒸気爆発と偽る保安院、人間の神経をしていないか、あるいは素人未満の人たちが運用している。国も、レーダーで放射能が漏れたのも知っているのに隠していた、なんのためのレーダーだ。人が死ぬこともへっちゃらな連中が、運用しているのだから駄目なんだ。総理や閣僚レベルまでもが、国民の命がどうでもよいというのはアウト。地下から漏れ出していなかったら何十万人の命や健康に重大な問題が起こってたであろう。


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