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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

放射能の怖さ

2016年05月19日

今、米軍のオペレーショントモダチの軍関係者の被爆問題がアメリカで裁判になっている。空母ロナルドレーガンに乗っていた5000人のうちの2000人がいろいろな被爆が疑われる症状に見舞われているという。

人々の命や健康を考えず保身に走り福島原発の放射能漏れを隠した東電や政府。米軍がその問題を追及初めて、福島原発の放射能漏れ隠匿事件に関しての嘘が再度クローズアップされる。クラスアクションで1000億円という金額を払えば和解してすむだろうが、これは米軍の軍人だけの問題ではなく、日本人にも同じように及ぶ被害であるだろう。160kmも離れた場所にいた空母ロナルドレーガンでこれほどの被害。日本人にも同様の健康被害がないとは考えられない。直ちに健康に及ぼす放射能汚染はないというのは、今頃になってオペレーショントモダチに参加した米軍の水兵たちが原因不明の病気に悩まされている。汚染された埃などを吸い込んで体内被曝という症状はある日突然というケースが多いのだろう。

周辺に住んでいた住民たちも、政府は大きな健康被害はないと対応しているが、因果関係を認めないケースは多いだろう。福島原発の所長も死んでしまったが典型的な甲状腺がんだろうが、原発は安全というのと同じで、因果関係を認めないことが前提にはあるようだ。そのことでどれだけの人が苦しむのかも想定はしていない。

昔、子供のころ、学校の予防接種で一人だけ予防接種を受けない子供がいた。母親が看護婦だったというのがアイロニーである。その危険性をよく知っていたんだろうと思える。肝炎問題など、注射器を使いまわしていれば当たり前なのだが、その程度が国の考える安全性なのである。

東電にもあるのが、役人的な、上から目線。バックに国がついているから何をやっても大丈夫みたいなところ、あれが一番だめなんだよなあ。原発爆発してもまだ上から目線だから体質は変わらない。原発が云々というよりも、原発に携わっている人たちの人間性に問題があるのではないかと思う。日本人はチェルノブイリを馬鹿にしているけども、多くの軍人や消防士などの公務員の命を犠牲にしてても一般民を守ろうとする姿勢は、旧のソビエトのほうが覚悟があったと思う。今回の福島は、人間が救ったのではなく、人間の力の足りなさが福島を救っただけ、地下から漏れてはいけない放射能が想定外で海に流れ出し拡散されて、チェルノブイリ化を防いだけのこと。人の力の足りなさに救われた形。

実際、原発がメルトダウンするときに無限拡散以外にベストな方法はないだろう。今、海に流れ出さないようにしているけど、もちろん海洋汚染も問題だろうが、本質を考えると逆じゃないのかと思う。人のミスの解決を人が解決できればよいけど放射能相手では無力に近い、自然の力というのは人の力の数万倍はあろう。流しださない裏には、福島利権をどう生み出すか、人の不幸もビジネスなんだよなあ。

東電も本来なら地震の被害者なのに、なぜ、これほどまでに叩かれるのかは、放射能漏れを隠していたこと。放射能レーダーも税金使ってあるのに、それを事故後6ヶ月隠匿して発表。人の命って、どうでもよいものなんだなあと国の行政が認識しているのがわかる。日本の行政の隠匿体質や保身は、日本人が駄目だと笑う旧の共産国以上だろうと思える。国会議員クラスなら、天下り保安院など信じずに、誰でも調査して放射能漏れの本当の真実を国民に公表すべきではなかったのかと思う。素人がみても、水蒸気爆発に終わらないヤバサ感じるのに、保安院がメルトダウンや放射能漏れを否定する。レーダーも放射能漏れを感知しているのに、隠匿。この隠匿に絡んだものは相当の悪者たち、私はあの甲状腺がんで死んだ一般的には評価の高い所長ですら、隠匿した主犯格の一人でなかったかと考える。所長なら、普通、放射能漏れレーダーも確認できるし、原子力発電所内の放射能漏れ検知器も当然作動しているはずだ。メルトダウンや放射能漏れわかるよなあ。テレビでも中継で状況報告していたのを、当時、ネットの動画でみたが、放射能漏れの事実については一言も口にしなかった。

恐ろしいのは、5年たって、メルトダウンに関して報告する基準があるのに気がついていなかったからその基準に照らし合わせてみれば報告が必要だったとか、漏れているの知っててそんなの理由に隠匿しながら、報告基準に気がつかなかったというようなショウモナイ理由で謝罪。何が問題なのかも分かっていない。そういう基準がなければ、メルトダウンしてもなんら報告の可能性も義務も考えない、本当の頭でっかちな素人未満の人たちが運営。これだけ大きな問題でも、行政の絡んだ問題なので、だれも捕まらないようにちゃんと法律も出来ている。


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