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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ワンピース

2016年08月24日

夏のインターン7日は、ワンピースの型紙の補正を行いワンピースを仕上げ、いい感じに仕上がったって喜んでいたのだが、後身頃の生地がプリント柄なのに横に向いているという大ポカがあって、作った本人は明るいもののどうなったらそうなるのかという疑問。体育会系なんでそういうこともありうるのかと思うが、お花畑系なのではないのかと不安もよぎる。体育会系的なミスであることを祈る。

夕方、出荷と関係してチーズワインダーの使い方を覚えてもらう。チーズワインダーというのはほかの機械と比べると非常に簡単なつくりになるが、使い方が正しくないとパーツが壊れやすく、使う人によって何十年も使える機械が、数回その人が触るだけで駄目になってしまうこともある。注意点を注意して必ず守るように言ってチーズワインダーで糸を巻いてもらう。

チーズワインダーで分割するという工程でも、量がたくさん流れていたときには一日中、チーズワインダーが回り続け、昔なら、どの工場でも専属の仕事として、一生の仕事というケースもありえた。小ロット多品種の今は、余計に小割作業の必要性は増しているはずなのに、専属でやってもらうほどの仕事とはならず、整経ての合間の並行作業に過ぎない。一人二役的にこなせないと手が余る。

彦根の宿泊先にインターンの子を送っていった後、今晩は小幅織物の納期を詰めるために朝まで織る必要がある。昼に織り上がり幅が計算どおりの適切な幅でない問題があってその分も織りなおしが必要な形になり徹夜での対応。ほかにもいくつか織りの問題が見えてきて加工出しが24時間織機を動かしても一日遅れてしまいそうな流れに。夏の夜は長いが夜ながらも工場の中は昼間のように暖かく体力の消耗は少な目か。


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