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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

早朝から

2017年01月22日

今日は朝早くに起きて作業開始、製造業というのは製造だけでなく販売も伴うので、よくいわれるのが、作るのに集中して販売はまかせてよといわれることだけど。作るのに集中できるほど注文を出せる業者さんがおられるのかというと、新しいものを、小ロット多品種、見本からということで、小さな仕事が2回に分かれるが注文されたい内容であることが多い。

計画的に生産してそれを販売してゆく形を独自にもっていないと、林与のような小さな会社でも回っては行きにくい。ブランドのオリジナルの新しい生地をつくるというのは消耗品的な企画だと成り立たないことがほとんど。小ロット生産では無駄も多い。たとえば、足りないとかだともう一度生産。多くても駄目。自社企画で作りこんでいくほうが在庫もできるし、販路は広がるしコントロールもしやすい。

目の前に生地があっても買わないお客さんというのは、新しい企画でつくってほしいといわれても買われないタイプがほとんど。よく聞かれるのがオリジナルでつくれますかという話。作れないことはないのだけども、試作からしてちゃんと買ってくださいますかという話になると分からないとか。歯車が合わない。作らせて買わないとかが、大手生地商でも多かったりして、そんなことがあると、在庫のものを買うなら販売しますが新たにつくっての話はお断りになる。信用枠の設定という面で、相手がお客さんでも相手に与信するかしないか。

大手商社系はブランドさんに振り回されて、相手の都合を鵜呑みでしわ寄せを自分が被らずに機屋にかぶせてくることがある。対等な関係なんだから、相手にしないほうがよいのである。最短を求められて、それで最短を答えると最悪な目にあうのも商社系、最短というのは何かあれば伸びてしまうのが当たり前で、それは十分に覚悟してほしいと思える。

以前、できないから助けてほしいといわれて協力したが、その方が二股三股掛けておられて、人間としてアウトな世界。それで、ほかでもやっておたくのが一番良いから使うんですみたいな話で、勘違いも多すぎて。協力いただいた撚糸工場さんが、同じ仕事が別から打診があってと誠意のある対応で笑える話。かわいそうなおばちゃんをおっさん連中が善意で利益も考えずに試作費用もすべて持ち出して一生懸命に支えようとしてあげているけど、それが当たり前に思われて、納期ぎりぎりで善意で他の仕事そっちのけで動いてくださった撚糸工場さんの手違いもあって、迷惑かけることになって謝ってもいるのに、最初からできないならできないといってほしいとか、言われて、最初から従来やっておられるところでもやめられる話をかわいそうに思って善意で助けるなんて商売だったら出来ないよ普通はの話。頼まれた百貨店の部長さんが話も聞いていると、私のことを気の毒に思ってくださっていたのが救いではある。新しいことなんて一生懸命、持ち出しでやってあげても成り立つことないのが普通だったりするのは、実際に責任被って動いているから分かる話で。

困っているといわれて、1ヶ月ほどで試作も済ませ、そのときも、通常の時期で、2ヶ月納期掛かるからといっているのに、二股三股かけられて、時間食いつぶして、年末年始挟んだ1ヶ月納期ぎりぎりに何とかのお願いで、撚糸工場さんに年末年始挟んで1ヶ月納期ですごく迷惑かけて頼み込んで受けてもらった話。約束の納期を守るために直送したら、あなたは確認もしていないで送ったとか批判されて、確認する時間すらもないのも当たり前で直送したのに、その意味すらわからないと駄目。助けようとしている人を撚糸工場さん含め酷評される温度差がありすぎて、私自身1円ももらわないで、百貨店の部長が、エコなことやっておられて、できなくなって助けてあげてほしいといわれて、善意だけで、糸代金や撚糸工場に4点の試作費用も自腹で払って、それでいてその方がそのあと、三股かけてはアウト。業本位でやってられる方というのは無情だなあと、エコを謳いにされてブランド展開されているけど、考え方からして隠れて二股三股進行で当たり前というのも、あなたのが一番良かったから使ってあげるみたいなのもエコじゃない話。そのかたも、別のグループの関係で私が関係しているグループに接点もたれているけども、価値観からしてご推薦すらもできないのである。困っておられる方を救おうとすべての費用を被ってまで動いた私の価値観が間違っているなら、それはそれでその困った方のいわれることが正しいで、最初から一切協力もしない話。試作だから今回試してみるだけなので少量とか受けて。

たぶん、関西の実際に費用と責任も被って繊維業界を善意で業としてとか損得も度外視で育んで守り立てようと動いているグループに関係され始めると分かられこともあるんじゃないかと思える。自分の会社のことじゃなくって、みんな持ち出し覚悟で日本の繊維業界をもりあげようとやっているのが実情で、自分だけの損得考えての話すらもがアウト。仕事にしても業界を支えていくという自分が損覚悟で動かなければならないことも多い。自分が企画したいならすべての責任を自分が被る覚悟も必要で、私も、自分が企画したことは、最後、染色工場を正月三が日15万払って借りてまで解決している。その染色工場も水代ほしいといわれて、使った水代って千円にも満たないだろ、3日で設備と染料2万円程度の費用も含んで、正月三が日だったら使わないので大丈夫問うことで、使わせてもらったが、水道代がとか、大手証券会社に勤めていた子供が今、コンタクトレンズが原因で治療費が掛かって困るとか、私にそれを助けてほしいも困る話。お前いい加減にしろというレベル。

どこまでもつけ上がると覚悟決め手掛かる費用以上に払っているまともに動いているものを食いつぶす世界。繊維業界がエコを謳いにされていても、自己犠牲も覚悟しない、損得だけの偽善レベルでエコを謳いに利用で成り下がってしまっては、消費者のエコを支えようとする気持ちすらも裏切ることになるので書かせていただいた。現実的な問題だが、ブランド名すらも伏せさせていただいている。助けてほしいと頼まれた百貨店の部長がいきさつは聞いていると申し訳なさそうに考えてくださっていて、本当に男はつらいよの世界。出来ないなら、最初から相手にしてほしくなかったといわれて、自分が損得度外視でかわいそうな人を助けようとすべて被ったことすらが間違い。プロがそれじゃ駄目ですよとかいわれて、その方の考え照られるのが業本位の人情すらもない世界なのかと気がついた。

私自身は、こんな無理しながらも、全国の善意のシャトル織機の移設の件でも成り立たせていただいたので、私が全国のみなさんから善意をいただいた部分は他の方にも私の出来る限りの助けはしたい。業としては異常かもしれないけど、それなりに覚悟のある困った人がいれば自腹も切る覚悟で、私を助けていただいた善意の皆様と同様に、できるかぎりは助けたい気持ちはあったりいたします。自分自身が覚悟がない困った人もおられたりしますが、そういう方は、自分で解決していただくのが良いのかとも思います。やる気がなければやらないほうが良いというのも正しいかと思います。


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