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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

雪の滋賀県

2017年02月10日

びわこドリーム号という夜行バスで滋賀にもどる。夜光バスの八日市営業所の駐車場は、雪、雪、雪。乗っていった軽バンは、四駆ながらも駐車場からでるのも雪が多くて要注意。

会社に一旦戻って、彦根の無我さんにインターンの女の子を迎えに行く。すると、無我のマスターも出てきてくださり、駐車場の件で動いてくださって、私のために来月から借りるとおっしゃってられた駐車場を前借りしてくださった。1日数百円で駐車できるのは他の駐車場より安く便利。

インターンの女性の方も海外経験のある方なので始めてのゲストハウス体験ながらも問題なく順応してくださって、雪以外は問題のない状況。

今日は芋虫ドットを、インターンの方に気合いをいれて彫り進んでもらうが、夕方確認すると外枠が切れてしまってて、振り出しに戻る。

プロの捺染家がやるのと同じ洋型紙にカシューで紗を貼る作業の前行程の型紙を彫る工程。私も最初試行錯誤で失敗しながら何回かのあと、成功にたどり着いたので、手取り足取りでなく自分で考えながら失敗しながら成功にたどり着いてほしい。今の時間に縛られた仕事の世界だと趣味の素人にもプロが負けてしまうことも多い。

例えば、縫製工場で働いている人が自分の洋服を作るのかというと、何十年働こうが単能工としてしごととしてしているだけで、洋服を作ろうとも思わないとか、織物でも何十年働いていても自分で織物を一から作ってみようと思わないとか。趣味の手織りの人が織物を作り上げることができるのに、プロがそれができないとかが、今のサラリーマンチックな世界だったりする。

失敗するのは大事で、失敗しても自分の責任でやり直し、とことんできるところまでやって食べていけるようになるのが大事。講習会なんかに行くと、ステップバイステップで、全員が正しい答えにたどり着きできたような気分になるが、いざ自分一人でやろうとすると全然身に付いていなかったり。材料があるんだから、基本、自分が時間使っていろんなやり方試してみて一番うまく行く方法が正解だと思う。

なんか、イタリアでその辺の人に道を訪ねると適当な答えが返ってきて、全くたどり着けなかったり、最後は自分自身でというのが、こういう作業に関しても言えることだろう。私もカシューの説明書を読みながらやってもうまく貼れず、自分で、もうちょっとこうしたほうがよいと思う方法がやはり正解だった。教え方が悪いとか、説明書が悪いとか、教えてもらうも説明書も参考程度に、一番正しい方法を見いだすのが仕事では大事。仕事に先生はいないから、と自分が仕事するときにいつも思う。

そうでないと、自分の経験として他の人に教えることもできない。だれがこういったということより自分が経験したことが全て。



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