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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

整経

2017年06月03日

あまりにすることが多すぎて、人手が足りていないので、整経の作業を役員の女の子のお父さんに手伝いに入ってもらって覚えてもらう。この前、北原君と原田さんが来てくれて、クレールに糸を立てて最初の何バンドか巻けたのでその続きを、何バンドかを一緒に作業して、あとは一人で作業をしてもらう。

整経の作業で難しいのがバンドの端を前のバンドの端にぴったりと合わせるところ。私自身が整経をはじめてやったときにその目で合わせる作業がなかなかうまく出来ずに難関ではあった。その合わせるのがうまく出来ないと巻き取りのときに苦戦する。お父さんの一人の作業、心配していたのではあるけども、夜までに問題なく最後までやってもらえて、この作業がバンドが重なったりするトラブルなくできた人は初めてなので作業に慣れておられるのを感じる。

私が最初、整経を教えてもらったのも作業しているのを見て、いきなり実践。織物の作業というのは、1時間の説明を受けてできることを一生の仕事にするようなところがあって、職人さんというのは同じ作業をやっているうちに、考えもせずにできるようになって楽に仕事をできる感じで同じ作業を時間するのが仕事という錯覚に陥り、それ以外の作業はほかの人の作業という感覚になるものである。

私自身はその考え方というのは今の海外の新興国の量産型のものづくりと同じで、それが日本の繊維産業が発展を終えると変わらないままだと衰退のモードに入り抜け出せない原因だと思える。やれる仕事は一杯あっても出来る人が少ないという問題。機場の人が整経を出来れば仕事は回りやすくなることが多いものである。

たとえ1日のことであっても覚える気持ちがあるから覚えられるのだろうと思う。繊維の現場で新しいことを覚える力を持っている人というのは少ないものであり、そういう部分が変われないと、仕事があっても出来る人は少ないという問題に遭遇する。2日間のヘルプで入ってもらったのだが、2つ整経を終えてもらって助かる。



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