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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

同じような境遇

2017年09月14日

今日は、夕方から地元の同世代の社長と会う。林与もいろいろとアドバイスもらった方があったので、そういうアドバイスのいくつかを実践したことが、もちろんうまくいかなかったこともあったが経験として経営者としては一番大事なことだろうと思っている。迷っていずに行動みたいなところ。

海外のネットモールに何百万円つかったけど成果がゼロに近かったというのもお聞きした。よくある話だけどもそういうのも1回はやって失敗してみないと憧れだけが続いて現実がみられないとか、現実をしって夢のような話はないと割り切って、自分でできることを増やしてゆくというような形が私のスタイルなので、はちゃめちゃ話も交えながら遅くまで雑談。

その方のお姉さんとは同級生だったので、小学校の時にはその会社に工場見学に行ったこともあった。繊維関係というのは続いていたとしても、30年前の10分の1の規模になっているところがほとんどで存続してゆくのが難しい。働いている人の考えが変わることができれば、新しいことにも対応してゆけるのだろうけど、これしかできませんという程度の仕事なら、海外のほうが若い人たちが数日で覚えて日本の何倍もの生産性で、日本の職人さんとかもサラリーマンチックなリズムではまったく太刀打ちできないとかも多い。

ものづくり企業なんて競争相手は海外であることがほとんど、大手の日本の繊維企業も生産は海外企業でやって実質海外企業であるということもあり、そういう大手のやり方を真似ても難しいだろう。日本でやるならせめて一人の力が、海外の素人を集めたような何百人何千人企業の一人の力の何倍かくらいはないとと思うが、そういう意識からしても現場にないと難しいだろう。

ほかで働くなら簡単でも自分が事業を成り立たせるのは難しいのは、ほかで作るのは簡単でも自分で作るのは難しいと似ている。まあ、自分がやるのだから、事業も作るものもオリジナリティが生まれるのだろうし、あってよいだろうと思う。林与も、デザイナーさんやクリエイターさんに囲まれていてそういう皆さんに提案をしていくことも多いので、そういう人から見ても普通な提案や普通の会社というのは面白くなくって、自分なりに仕事をとことんのとことんやって乗り越えているうちに人間味の違いなんかも評価をしてもらえるようになろうかと思う。


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