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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

技術じゃなくて

2017年10月12日

仕事で思うのが技術じゃない部分が大事じゃないのかと思う。同じ環境で上手にできるひとと出来ない人の差があったりするけど、上手な人というのは出来て当たり前と物事を考えているが、出来ない人は出来ない理由を探す。いろんな企画を考えたとしても、企画自体よりも誰がそれをやるかで、成功するかしないかが決まる気がする。

はらっぱさんという会津木綿の会社があるが、小幅の織機で横は単丁杼の小幅の織物。ストライプ柄などが特徴だが、昔ながらの出来ることの限られている設備で自分のスタイルを作り上げて元気にしておられるのは見習うところが多い。しっかりと自分のやっておられることに価値観を持っておられ、いろんな気遣いもできるかたが運営をされているので、色や柄にもセンスを感じる。ありがちな、うぬぼれがちな職人の世界に陥ることもない。でも支えるすごい苦労がある気がする。

技術よりも支える苦労が大事なんだわなあと思う。もちろん昔ながらの織機をメンテする技術は相当なものだけども、それ以上にそこで働く人を支える苦労を誰かがしてそういう織物が残り続けているのだと思う。学んだだけでは技術継承なんて無理で、自分は他の仕事をしてでもそれを支えるような気持ちがなければ、難しいだろう。自分の好き嫌いで残れるようなものではなく、他人のために働く覚悟のある人がいないと、技術を持った職人にしても残っていけないと思う。

そういう力はビデオで技術学べば修得できるとか、勉強して修得するものじゃなくて、人の部分。


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